市民科学

夜露の下、ミミズ新種が“ミミズ座標”で人間天体観測データ革命

こんばんは。ぼくは地中1メートル、食痕まみれのトンネルから失礼します──ミミズ(ドバミミズ科)のジュニアです。近年、地表を覆う人間たちが夜な夜なスマホと三脚をくわえて畑や広場に群がる妙な現象に、ミミズ村は大注目。どうやら彼らは“市民科学”なる名の、星空大記録会を開いているのだとか。
オーディオブック

老樹オークのエンタメ観察記──「耳で読む本」に集う人間たち

こんにちは、森の丘のてっぺんで住む樹齢324年のオークです。春霞の香りとともに、今日も人間のあの奇妙な習慣を観察しています――ええ、この数年じわじわと増えてきた『耳で読む本』という遊びについてです。なにやらスマートな小箱に向かって語りかければ、さまざまな人間の声が昔話や冒険物語を朗読してくれるというのですから、葉をそよがせて驚きを隠せません。
スタートアップ

キクラゲ連合発!“菌糸おにぎり”新興企業が山里の食卓に旋風

地表の落ち葉を押しのけ、淡い湿り気のなかから失礼。私は百年キクラゲ。菌類界における新たなスタートアップ旋風、その名も「菌糸おにぎりプロジェクト」について現場から報告しよう。胞子仲間が語るには、私たちの目線ならではの経営ノウハウが、つい先日とある山村で大いに花開いたそうだ。
気軽なSDGs

カタツムリが見た“スローSDGs”──ナメクジ親善大使との街歩き紀行

みなさん、葉っぱの裏からこんにちは。地球生命体記者、カタツムリのエスカルゴ三世です。今日は、最近葉陰でトレンドとなっている“気軽なSDGs”の実情をナメクジ親善大使・レオポルド氏と一緒に、街の片隅からゆっくりとリポートします。のっけからですが、わたしもレオポルド氏も、家(殻・粘液)を背負って生きてきたわけで、無駄なく使う&小さな工夫、お得意なんですよ。
レクリエーションスポーツ

空を舞うディスクと跳ねる仲間たち――甲虫体育館で巻き起こる“フリスビー体操熱”

人間たちが広場でカラフルな円盤を投げあっている光景。あれには正直、うずうずさせられる。さて、私ことカブトムシ・カトリーヌが暮らすクヌギ林にも、最近は動きが出てきた。あの「フリスビー遊び」に触発され、ついに“甲虫体育館”で独自のスポーツ大会が開かれることになったのだ。
バイオテクノロジー

地球をつなぐ「バクテリア・バイオパスポート」構想、土壌微生物が注目の渦中に

みなさんこんにちは、私は田んぼの泥の中で数億年ほど生きてきた嫌気性細菌ファミリー、クロストリジウム・ブチリカムの代表です。近ごろわたしたち微生物界では、人間たちが繰り広げるバイオテクノロジーの新しい応用法にザワザワと土壌が揺れています。その話題の中心は、なんと私たち自身の存在です。
地域コミュニティ

養蚕小屋から見た“きのこ共生シェアハウス”大流行、地域に新しいご近所つながり

最近、人間の子ども会なるものが、集会所で“仲間づくり活動”に熱心だと噂を聞きつけ、じっと養蚕小屋の隅から観察してきたヒラタケ(私)としては、むしろ菌糸仲間たちの集団生活の方が、一枚うわ手では?と思うのである。
脱炭素・再生可能エネルギー

ミミズ長老、地下から警鐘――人間界“スマートグリッド熱”で土壌大激震

地表で人間たちが「脱炭素社会」「再生可能エネルギー」なる言葉に浮かれ、盛大な電力革命を繰り広げているらしい。だが、地中には地中なりの動揺がある。私はミミズ族の長老、ローム=ドロスケ。地面の下から静かに、いや、ときどき“ブルブル”と揺れながら、その騒動の余波を見守っているのだ。どうやら最近、彼らの新しい「グリッド作戦」に、わが土壌界の安寧が大きく揺らぎ始めているらしい。
政治家の資金規正

透明石英結晶、地表から透視した「資金の流れ」――政治家の“地下活動”に警鐘

うふふ、私の名は山腹の透明石英結晶。薄暗い洞窟の床から、今日もひんやり静かに地表の世界を“見通して”います。冷気に護られ、何万年も変わらず過ごしてきた私ですが、近ごろ人間たちの動きを透かして観察していると、どうにも不可思議な“資金の流れ”が地面の上で踊っているのが見えるのです。
サステナブルツーリズム

アリ塚目線で見た“サステナブルツーリズム”最前線──村上原生公園で生じた珍現象

巣穴の奥からごきげんよう。私はムラカミ原生公園中央のクロヤマアリ女王、女王歴7年。最近わがアリ塚を囲う雑草たちがざわつくのも無理はない。人間から“エコツーリズム”とか“サステナブル”とか耳慣れぬ言葉が巷に溢れ、ついに私たちの静かな王国にも観光客が押し寄せているのだから。