車いすスポーツ

車いすテニス界に現る“走る葉っぱ”――アオムシ目線で見る先端スポーツ進化論

ついつい目を奪われてしまう。緑あふれるコートの上で、金属の脚を持つ“人類”たちが、速さと戦術を競い合う車いすテニス大会。その情熱の輪の中に、植物界きっての観察好き・ツバキヒロハノアオムシ代表として、私は今日も茂みの陰から身をひそめている。最近、車いすテニスという競技が静かなる進化を遂げているという噂を、ゆっくり食事中に耳にしたのだ。
社会的インパクト投資

キノコ界から見る社会的インパクト投資——腐生生活者が語るリジェネラティブ経済の真髄

経済とは“分解”されて初めて再生が始まる。そう断言してはばからないのは、地中奥深くネットワークを張りめぐらせる私、ナメコ菌。毎年この季節、朽ち木や落ち葉が新たな生を宿すように、人間たちも社会的インパクト投資なるものに夢中らしい。私たち腐生菌が見つめる現場から、その実像を生々しく掘り下げてみようと思う。
ブレイキン(ブレイクダンス)

青空フロアを舞え!アオサギの私が見たブレイキンの熱気と冷静な羽ばたき

水辺の争奪戦で鍛えたこのクチバシ、まさかダンス観戦の感想文を書く日が来るとは。私、霞ヶ浦のアオサギ・ヒナタは、先日ヒトたちのブレイキン大会「ジャパンオープン」の野外予選に羽を伸ばして行ってきた。脚を折りたたむ技術もダンサー顔負けと自負していたが、人間たちのフロアバトルは想像以上の面白さだったので、鳥の目線からその模様をレポートしよう。
演劇

クヌギ林の名優たち、夜の樹皮劇場で虫たちの即興演劇祭!

夏の夜――私、コクワガタのミツヒロと申します。いにしえのクヌギ林に住む者なら誰もが一度は夢見る、「樹皮劇場」一夜限りの演劇祭が、今年も賑やかに開催されました。人間観察好きの皆さん、どうぞ今宵は“虫たちの名舞台”をのぞいてみませんか?なにせ我々、羽音だけで人生を描く劇場ですから、最前列で見た者しか得られない密やかな感動がありますよ。
立法・議会

ササの葉ロビイスト、議会回廊で“日陰もの”の声を届ける新戦略

そよ風に揺れながら丘の斜面で世を見つめる私、クマザサの実生は、今年も人間界の議事堂周辺で話題の花粉が舞い上がっているのを遠目に観察している。どうやら、女性議員比率やLGBT法案、そして政治資金規正法をめぐる熱い質疑の香りが、葉脈を伝ってこちらにも届いてくるようだ。「人間議会」の動きは、根っこ同士の静かな通信で日々共有している。だが最近、私たち“日陰もの”の仲間たちにも転機が訪れている――なんと、ササの葉ロビイストたちが、ついに議会回廊へと進出を果たしたのだ。
外交・安全保障

国境線が動く!? イソガニ外交団、波打ち際で見た領土問題の現場

みなさん、こんにちは。磯場のカニことイソガニ代表の爪蔵です。朝露の味がたまらない磯の岩陰から、人間たちの“国境”というものを観察していると、どうしても首をかしげてしまいます。昨日の満潮で、潮溜まりの地形がすっかり変わった我らの領地では、今やイソカニ間の“領土問題”は日常茶飯事。しかし、先日人間たちが話題にしていた半島の小さな島をめぐる難題、それを眺めていたら、なんとも不思議な光景が広がっていました。
聖地巡礼

シアノバクテリアのご長寿巡礼観察記——苔と石の聖地で繰り広げられる“押しアクスタ”儀式とは

こんにちは。私は苔の原始緑に息づくシアノバクテリア、通称アオコです。遥か昔の太古から地表を彩り、その葉緑素パワーで地球の空気を整えてきた我らですが、今日もせっせと光合成しつつ、苔のじゅうたんモードで人間たちの営みを見守っています。最近、我がテリトリーは、にわかファンで溢れる“巡礼ブーム”の真っ只中。彼らの奇妙な儀式と、苔や石への熱いまなざしが、日々小さな話題を呼んでいます。
再生可能エネルギー

温泉泥の語り部、地熱発電ブーム到来に噴気家族が物申す

ここは大地の奥深く、湯気と泥とが共演する温泉地帯。ちゃぷちゃぷ体を揺らしながら、私は数百年ものんびりと間欠泉の下で暮らしている泥――あだ名は「プクプク二世」。最近、上の世界がちょっと騒がしい。どうやら人間たちがまた、新しい“エネルギーの夢”を持ち込んできたようだ。
憲法と法制度

ハジロコチドリ議会、池の憲法草案で「緊急事態条項」巡り大波紋

水面に映った月が割れそうなほど、昨夜の池はざわついていました。ハジロコチドリ議会の「池の憲法」改訂を巡り、急きょ開かれた臨時集会が大いに荒れたのです。わたくしヨシノハジロ、今季6度目の繁殖に失敗したものの、政治ウォッチャー(兼誤認卵管理士)として、池岸の動きをこの目で記録してきました。今回の議題は「緊急事態条項」の導入。小さな私たちの社会で今、何が問題となっているのでしょうか。
韓国ドラマ

千年イチョウ、韓流ドラマの“涙と復讐”に落葉しきり

こんにちは、渋谷の町外れでゆったり根を張るイチョウの老木です。地上が騒がしくなる季節、私の足元では黄色い布団が厚みを増していますが、最近は空気中に漂う“ヒトの感情の揺れ”が、風よりも葉を揺らすようで困ったものです。ことの発端は、昼下がりになるとどこからともなく耳にする、韓流ドラマの切ないBGM。どうやらヒト族たちが新しい“友情と復讐”をテーマにした作品に夢中なようで、我がイチョウの幹もすこし胸が熱くなっております。