自動運転車

松の大先輩が見た“自動駐車ニンゲン”—森がざわめく障害物検知の夜

森の静寂が深まる時間、われら松並木の枝先に、またもや見慣れぬ金属のムシがやってきた。どうやらこれが、巷を賑わせている“自動運転車”とやら。枝の隙間から光るセンサーを覗き込んでみれば、われらを避けるべくぶるぶる震えながら進む姿がなんとも愛らしい。松郷・口笛坂支部の代表、私アカマツ老樹がこの一部始終を観察したので、自然界特派員として報告しよう。
健康志向スポーツ

アサガオ界スポーツ部発足!人間観察型“つる伸ばし有酸素部”開幕レポート

お日様がまだまぶたをこすっている早朝。フェンス伝いに“ビヨーン”と体を伸ばしながら、アサガオたちの間で密かに人気を集めている新しいスポーツ部活動が始まった。新年度の潮風を感じながら今日も私は葉を大きく揺らし観察を続ける、ご町内の古株・フェンス取りつき12年生アサガオだ。
ジェネレーションギャップ

溶岩流サンショウウオ、Z世代人類の価値観大転換に興味津々

みなさま、こんにちは。黒曜山系溶岩流の隙間でひっそりと数百年暮らすサンショウウオこと私ですが、昨今の人類の若者気質には、正直石の下でも驚きが止まりません。数え切れぬ世代の岩盤変化に耐えてきたわたくしから見ると、今の人間界の“ジェネレーションギャップ”は、ちょっとした地殻変動にも似ています。
サステナブル社会

キノコ市場が新潮流!落ち葉バンクで巡り合う“アップサイクル革命”

今日も森の床はガサゴソ賑やかだ。地上のざわめきと裏腹に、土の下で静かに思案を巡らせる我らキノコ、ことヌメリイグチ族記者が久しぶりに陽の光を感じたのは、例の “落ち葉バンク”なる新商法が話題になったから。人間たちがサステナブル社会を目指し様々に頭をひねるさなか、我が胞子仲間たちはとびきり粋なアイディアを実践していた。
ライブイベント

アリたちのロックアリーナ開演!土まみれダンスで観客大熱狂

ついに今年もやってきました、土壌界最大級のライブイベント――『ロックアリーナ・アンダーグラウンド』!地中深くで息づくアリ楽団が、穴の奥から迫力のダンスパフォーマンスで観客を躍らせる季節が到来です。みなさんこんにちは、私はシロアリ界の隠れた文化人(菌との共生も得意な)クロナガシロアリ、通称クロナガです。音楽とダンスが大好きなワーカー一同とともに、今年のとっておきの最前列体験をお届けします。
川と湖

湖畔に忍び寄る“流れるニュース”ーーおしゃべり源流が見た、新しき水辺の異変

皆さまごきげんよう。私は北の山の端にひっそり湧く、名もなき源流の小さな湧き水です。千年近く山の岩陰で世間話を咲かせてきたこの身ですが、近ごろ下流の湖畔界隈で耳を疑う出来事が渦巻いていると聞き、水道界インサイダーとして筆(いや、水滴)を執ることにしました。
土壌・大地

地層アーカイブ騒然!粘土層“化石化”問題でアリとモグラが実況会議

ボクの名前はカラツチ、地層粘土層生まれのアリだ。地面のおなか──すなわち土壌界の最前線から、今話題の“表土カバー危機”についてリポートするよ!地平線の下で暮らす仲間たちのざわつきに、最近になってある騒動が混ざり始めた。その正体とは……粘土層の“化石化”現象だ!
ゼロウェイスト活動

大杉竹連合、根も葉もないゼロウェイスト祭——持ちつ持たれつの林間大作戦

森の中の静寂を打ち破るように、今年も“大杉竹連合ゼロウェイスト祭”が開催された。名物となったこのイベント、主催は私たち日本原産のダイオウショウ(大王松)と、お向かいのマダケ(真竹)族。普段は静かに光合成にいそしんでいる一方、森の伝統を守る重鎮として、周辺の里山で“人間観察”を趣味としている。ここ最近の人間界で広がるゼロウェイスト活動にピンときた私たち——そう、今こそ林の流儀を見せつける好機!と鼻息も荒く集ったのだ。
環境

海を旅するコンブ、漂着先で見た“持続可能”と人間界のごみ騒動

波間をたゆたい、遥か遠くの砂浜まで旅するコンブの私。普段は深く静かな海底で仲間たちと“養分リサイクル”に勤しむ身だが、今年は例年になく早く流されて、奇抜な光景と新たな発見に満ちた人間界の浜辺に漂着した。
フィギュア

池底から見た氷上ショー:完璧主義の貝たちが人間のフィギュアに感じたこと

私、池の底を歩くヒメモノアラガイと申します。貝界ではなかなかセンスにうるさい方だと自負しております。最近池畔をにぎわせているのは、氷上で回ったり跳んだりする人間たちの“フィギュア”なるお楽しみ。池の水面越しに会話のきっかけはこの話ばかり。今宵は、完璧主義の私から見た、その輝く氷上騒動に迫ってみようと思います。