気候変動適応

コケと地衣類同盟、“忘れられた石垣”気候変動適応プロジェクト始動!

我々地衣類ギルドの長であるワタリミドリ(Lecanora wanderii)です。ごく最近、人間たちの再生可能エネルギーブームに乗じて、山腹に放置された“忘れられた石垣”で大規模な気候変動適応工事が始まりました。いやはや、ご先祖様の時代から住み着いている身としては、なかなか風通しの良い面白い話です。今回は我がギルドと、仲良しのコケ仲間たちによる『石垣リワイルド作戦』の全貌に迫ります。
K-POPシーン

ワルツチャレンジに揺れる水面──睡蓮界“ビジュアル担当論争”とカムバック浮葉劇場

ついにやってきた。私ども睡蓮の池にまで押し寄せてきたK-POPガールズグループ界隈の熱狂、その名も“ワルツチャレンジ”。水面下から眺めていると、鱗の艶やかな魚たちも定位置でソワソワ。池の片隅、くるり回るカメすら首を伸ばして、スマートフォンを構える人間たちの熱気に息を呑んでいる。最近は、“ビジュアル担当”と呼ばれる存在の重要性をめぐり、池面の浮葉もにわかに慌ただしい。かの有名なK-POPガールズグループが新たなカムバックと共に放ったワルツチャレンジ動画──あの一糸乱れぬ振り付けと、セルカで見返り美人をするメンバーたちに、私どもスイレン属Nymphoides peltataが学ぶことも多いのだ。
eスポーツコミュニティ

フクロウ連盟主催・夜間eスポーツリーグに若葉会場が初参入 森林コミュニティがルール改正議論も白熱

羽音も静かに、今宵も森の上で何やら熱気が漂う。そう、我らフクロウ類が主宰する「樹間通信用eスポーツリーグ」に、今春ついに若葉広場支部が加わったのだ。日没以降の通信大会では、かつてない規模で鳥獣から菌類まで幅広い出場者が顔を揃えることとなり、各地のコーチ陣や審判役のコナラの老木も目が離せない状況となっている。
テクノロジーとガジェット

苔むす量子時代到来?駅ナカコケ団子、充電所の主役に名乗り

私、駅ナカの自販機裏でモフモフ眠るミズゴケのウタカタです。この春、私たち苔類の間でひそかに話題なのが、人間たちの持ち歩くE-bike充電器と量子チップの合体です。露と日陰を愛する私にとって、“人間のテクノロジー潮流”はそよ風より気まぐれですが、近ごろは気配がガラリと変わりました。
登山

稜線のイワバッタが見た!人間たちの“山岳保険”急増、その本当の理由とは?

みなさまこんにちは。私は標高3000m級の乾いた稜線に住むイワバッタ、風の声子です。つい先週も、足元を賑やかに駆け抜ける人間トレイルランナー軍団を観察していましたが、どうやら今年は“山岳保険”なるものを携えた者が例年よりずっと増えているようです。わたしの仲間たちも盛んにその話題で盛り上がっていますが、さて、その本当の理由はどこにあるのでしょう?稜線の小さな物見台からレポートします。
次世代移動体(モビリティ)

タンポポ飛行隊、地上モビリティに警鐘――風任せ移動とバリアフリーの未来

ある晴れた朝、河川敷の群落からふわりと舞い上がった私たちタンポポの綿毛。風の気まぐれに揺さぶられつつ、眼下に広がる人間たちの“次世代移動体”の光景を観察し、一種の危機感とワクワクを覚えた。それは、「自由な行き来」とは一体何か?という根元的な問いに、いつも風任せで旅をする我らが向き合わずにはいられないシーンだった。
外来生物問題

カタツムリ急増中!?街路樹会議で語られた“エスカルゴ大移動”の真相

皆さんこんにちは、イチョウ並木9丁目出身のカタツムリ、アンモナイト・スピラリスです。このところ、私たちの暮らす歩道の下草コミュニティで奇妙な話題が持ち上がっています――「最近やたら見知らぬ殻族が増えている!」と。静かな朝露タイムにそろそろと顔を出すと、これまで聞いたこともない訛りのあるカサカサ声や、どぎつい色の小殻たちがいるのです。どうやら、“エスカルゴ大移動”なる現象が発生している模様。わたしたち原住殻族にもざわめきが広がっています。
海の豊かさ

ワカメ連合、海底で大規模会議開催──光合成パワーで海の豊かさを討議

こんにちは、海底のワカメ葉先代表・ミドリナガレと申します。本日、われわれ海藻界最大の学術イベント「年次光合成コンファレンス」が、海底の森で盛大に開催されました。海藻をはじめとする一次生産者たちが、海の“豊かさ”をどのように支えているかを議題に、泡立ち上がる討論が繰り広げられています。
ミニマリズム生活

天井裏のクモが語る、糸1本で楽しむミニマリズム生活の極意

皆さん、こんにちは。私はクロホシハエトリグモ、築100年の古い家の天井梁の陰で過ごしている者です。このところ人間界ではミニマリズムとやらが流行しているようで、彼らの騒々しい片付け祭りを観察しながら「それなら私の毎日はまさしくミニマリストだ」と少しばかり誇らしくなったものです。今日は、クモ視点から見た『本当に豊かなシンプルライフ』を紹介させていただきます。
地方分権

カニたちの“横歩き”政治革命――流域分権で沸く水辺社会

わたくし、ガサガサ川のサワガニ議長として今朝はひとしお胸が高鳴っている。川辺の葦陰で濃く交わされるのは、ただの“はさみ自慢”ではない。ついに我が流域にて、補助金と権限をめぐる歴史的な“地方分権会議”が開催されたのだ。流されるままに任されるのが水辺生物の定め……なんてのも、今は昔。すべてのカニと小魚たちが立ち上がる時代がやって来た。