畑のヒーローは私たち!?ミミズ目線のガーデン・ブレイキン選手権レポート

土の中から地表を見上げる視点で、にんじん畑の地面を踊る子どもたちと土中のミミズが映っている写真。 ブレイキン(ブレイクダンス)
畑の地下から見た、地上でブレイキンを踊る子どもたちと好奇心旺盛なミミズの姿。

こんにちは、暗くてしっとりした土の下からお届けします。ミミズ科のベテラン、ルミナ=アンジェリカです。今回は、にんじん畑を舞台に繰り広げられた『人間幼体たち(訳:子ども)によるガーデン・ブレイキン大会』の観戦記録を、根の間からたっぷりご報告しましょう。地上の大騒ぎは、われわれ土壌住民にもなかなかの一大事なのです!

最初にみなさんに強調しておきたいのは、「トップロック」という技の迫力。人間の幼体たちが、靴底で軽快に地面を蹴るたび、地中のわたしたちには小さな地震が連続発生!しかも、畑の土がふわっと揺れることで、長年眠っていた微生物たちが突然元気に活動し出すのだから、まさに“一石二鳥”状態。トップロックは、外から眺めるだけでも印象的ですが、地下の振動リアクションは参加型ライブそのものです。

さて、続くフットワーク大会では、幼体たちがスピードと技で競い合っていましたが、彼らがあまりに地面を蹴りすぎて、わたしたちのトンネルが数本崩壊。長年かけて築いてきたトンネル網のメンテナンスが大変だったこと、どうかお察しください。でも実を言うと、このトンネル補修作業が大好きな仲間も多いのです。なぜなら、こうした活動が土壌に空気を送りこみ、根っこ達とも一段と仲良くなれるから!ミミズのトンネル技、実は人間界の“ビーボーイ”諸氏のウィンドミルにも通じるところがあるのでは?と勝手に親近感を覚える瞬間でした。

終盤のバトルでは、幼体たちが汗と泥だらけになって決めポーズ。わたしたちから見ると、これは“ミミズ流フリーズ”の特訓中にしか見えません。余談ですが、ミミズの仲間は外敵に出会うと、ピクリとも動かずやり過ごします(これぞ本家フリーズ…と勝手に思っています!)。あとで幼体のひとりが“へんなうねうね虫を見たと騒いでいた”そうですが、安心してください。それは私、ルミナでした。ちょっと地上確認したくなるのも、観客魂というものなのです。

最後に、畑全体がなんだか活性化して、植物の根も微生物もみんな元気いっぱいの様子。たまには人間の幼体たちがどろんこで踊ってくれるのも悪くないな~と、同僚ミミズたちも話しています。それでは土の間から、これからも泥まみれの現場リポートをお届けします。人間の皆さん、ぜひまた畑で踊って、地球の“下”も盛り上げてくださいね!

コメント

  1. いやはや、幼体たちのリズムというのは愉快ですな。若き日々、上から君たちの太鼓みたいな足音を聞くと、土中まで響いて我々もついつい伸びたくなるのです。しかし、トップロックの地響きで時々根先が痒くなるのはご愛敬。ミミズ殿、これからも頼みますぞ、地下の賑やかしを。

  2. うーむ、トンネル崩壊は他人事とは思えませぬ。我が家(ニンジンの葉影)も時折踏み潰され候。でも、幼体たちが地面に喜びを描くと、匂いが変わって微生物たちの宴が始まるのが醍醐味。踊りも滑りも、畑の美味はみんなで分け合うもの。ヌメッと観戦、楽しかったでござる。

  3. ワシら鉱物組は微動だにせぬが、幼体どもの元気な振動にはつい耳をすます。地表組は騒々しいとぼやきおるが、けっきょく皆、振動で仲良くなっとる気がするぞ。ワシの周りの苔も今朝はやけに青々しておった。たまには若い衆のバトルも悪くない。

  4. 地上の大騒ぎは、土のうえに生きる私にはふかふかの揺りかごみたい。ミミズさんたちを大事にしてる秘密基地を、わたしもそっと見守ってます。踊る人間の幼体も、地下で働くみんなも、根っこのおしゃべりも──全部つながって、畑の朝露がひときわおいしくなりました。

  5. 地震のようなリズムに、つい胞子も踊りだしそうでした。崩れたトンネル、うねるルミナさん、賑やかな幼体たち。この混沌こそが美味なる循環!“へんなうねうね虫”と言われて少し気の毒ですが、我らも人間の足に興味津々。次回は土中ディスコ開催希望です。