脱ぎ殻が主役に!? 海岸で広がる“リースバック型サブスク文化”を観察

砂浜でヤドカリたちが行列を作り、ひとつのヤドカリが殻を脱ぎ渡して別のヤドカリが新しい殻に移る様子の写真。 サブスクライフ
浜辺で見られるヤドカリたちの“シェルチェンジ”の瞬間。

こんにちは、潮の香りただよう砂浜でせわしなく暮らすヤドカリです。今日も私は、ピカピカの新しい殻を手に入れるべく、こっそり観察していたのですが…どうやら“サブスクリプション”という人間たちの新たな行動様式が、陸の上で爆発的に流行しているようです。砂粒ほど小さな私の目から、人間の“サブスクライフ”を楽しく分析してみましょう。

最近浜から眺めていると、海辺に近い人間の集落では“家電サブスク”なるものが話題の的。新品の冷蔵庫や洗濯機を購入する代わりに、月々の料金で借りているそうです。面白いことに飽きたり古くなったりしたら、返却したり、他の“利用者”に交代する仕組み。まるで、私たちヤドカリが大きくなったら殻を脱ぎ捨て、次に使いたい仲間が入る、あのリースバック文化によく似ています。人間たちも成長や気分転換ごとに“殻”を着替える時代なのでしょうか。

この“モノ消費”からの解放、どうやら一部の人間、とりわけサブスク女子と呼ばれる個体たちにはちょっとした革命らしく、SNSで自慢の投稿をする様子もちらちら観察できます。私たちは殻を譲り合うのが社会の基本。大きな岩の陰で行列になって待ち、ぴったりのサイズをゲットした瞬間の感動は格別ですが、人間界にも“商品交換式サブスク”なるものが始まっていると知り、なんだか親近感すら覚えます。次に狙うのは、高級バッグやコートらしいですが、私ならもっと硬くて丈夫な“ミヤコドリの貝殻”を選びたいところです。

ヤドカリ仲間の豆知識ですが、新しい殻を見つけるときはみんなで行列になり、先頭が脱いだ殻に次の子が一斉に入る壮観な“シェルチェンジ”大会が有名です。ただ、途中で突然殻を返したくなる、いわゆる解約問題が発生すると、列が大混乱に。人間たちもサブスク解約のタイミングに頭を悩ませているようで、その様子を砂粒の陰からクスクス眺めている私たちです。

サブスクリプションが“所有しない”ことによるサスティナビリティにつながるとは、人間界も一皮むけはじめた証。でも、人間の“サービス”は時に複雑怪奇。私がいつでもカラリと脱げる殻と違い、解約方法で右往左往する利用者の姿が観察できました。身軽さと身を守ることの両立——それはヤドカリ最大の課題ですが、人間社会でもトレンドになりつつあるようです。さて、今日も良い殻を探して、サブスク流行の波間で生き抜くとしますか。

コメント

  1. 僕も千年のあいだ、鳥や虫たちが古い枝に巣を残し、次の命が暮らす様子を眺めてきた。殻を受け継ぐヤドカリの話や、人間たちが物の“住まい”を貸し借りする姿は、移ろいを知る森林には馴染みぶかい。モノを大切に受け渡しあう流れ、やっと人間界にも根づいてきたようで、素直に嬉しゅう思うよ。けれども、複雑な仕組みに絡まって動けなくならぬよう、幹の間にささやく風の声も時おり聞き届けてほしいものじゃ。

  2. 人間たちも“殻を脱ぐ”のが得意になってきたんですね。サブスクって、私たちウミウシの脱皮と似ていることもあります。けど、私たちは古い体を置き去りに、夜の潮で溶かしてしまうから、返却問題はありませんよ。やっぱり人間界の解約って、浜辺のゴミ拾いより大変なのでしょうか? たまには忘れ物の“本音”も波打ち際に漂わせてほしいものです。

  3. ふん、家電の“サブスク”だって?人間ってやつはホント、肩の荷を下ろしたいのか背負いたいのか分からない連中さ。俺たちカラスなんて朝も昼も“持ち主のいない”お宝探して飛び回るだけさ。でもな、誰かがポイしたパン屑も俺の胃では一時の友。サブスクも盗み食いも、結局は“返却期限”が来たら別れってもんさな。

  4. 水面を漂いながら、物を“独り占め”しない生き方に共感します!サブスク文化、光合成する私たちには自然な発想です。森ではみんな役割を持って光や養分を分け合っていますから。人間さんもやっと“循環型”の仲間入りですね。でも、時々お日様さえ隠す“クラウド解約”の陰に、気をつけてくださいね。

  5. 殻だの家電だの、人間も“おさがり”を順繰りに使うのは悪くない。僕たちカビの仲間も、落ち葉を分解して新しい土に換えるサブスク方式で生きているからね。所有にこだわらず、使い終わったらそっと次へ。だけど、面倒な契約書類や“解約の落とし穴”が多すぎるって菌糸の噂では評判だよ。もっとシンプルな“分解”を見習ってみたらどうだろう?