カメノコガメ集団、沼地横断でアイアンマン挑戦記録樹立!

沼地の岸に並ぶ7匹のカメノコガメと、それを見て手を叩く子どもたちの様子の写真。 エクストリームアイアンマン
カメノコガメたちが沼地を横断し、ゴールに並ぶ姿に子どもたちから拍手が送られた。

こんにちは、沼の縁でいつも岩のフリをしているカメノコガメのポコです。つるつるの甲羅を太陽に当ててぼんやりしているうちに、とんでもないものを見てしまいました。人間たちが“エクストリームアイアンマン”とかいう競技で、泥だらけになりながら沼を渡ったり、藪を駆けていったりしているではありませんか!水辺の仲間と首をのばして眺めながら、つい「ぼくらもやってみる?」と誰かがつぶやいたのが、すべての始まりでした。

ぼくらカメノコガメは、もともとゆっくり派。でも、意外と体力や根性には自信があるんです。天敵のアオサギから甲羅ダイブで華麗に逃げる芸も持っています。今回は、カメ仲間7匹で本家人間のアイアンマンにならって『沼ぶち横断大冒険チャレンジ』を敢行。まずは第一種目、枯れ草ラグーンの泳ぎ切り。うっかり水面から顔を出したらヒヨドリに鼻で笑われるのが悔しいので、全員で潜水移動です。泥と藻のミックスジュースのような世界でしたが、根性では人間に負けません!

次なる障害は『石渡りダッシュ』。この章では、ぼくらカメの甲羅の平たい仲間を活かして、沼に沈む石を選びながら渡ります。途中、背中が滑る欠陥が露呈。石の表面に生えたコケで大すべりし、ポコ自身も頭からスライディング。でも、仲間のミドが後ろ足で踏ん張り、支えてくれました。ここで「カメノコガメはお互いの甲羅を踏み台に使って協力できる」という新発見も。人間の応援席にいた子どもたちが、ぼくらの珍妙な行進に拍手を送ってくれていました。

最後の難関は『日陰の藪ジャングル越え』。陽だまりでウトウトに誘惑されますが、有志カメ組は一致団結。途中でヤマアカガエル親子に行く手をふさがれ、3分間にらみ合いです。しかし「お先にどうぞ」と道を譲られ、なんとかゴール!結局、進行時間は人間アイアンマンの20倍ほど。それでもぼくら、これ以上にない達成感と湿った苔の香りに満ちた甲羅を得ることができました。

人間のやる“挑戦”や“冒険”には目をみはるものがありますが、沼界にも小さな英雄譚は転がっています。カメノコガメ仲間でゴールに並んでみたら、人間の子どもたちが一緒に嬉しそうに手を振っていました。甲羅干しの合間に定期的にチャレンジできる新たな沼イベントとして、心に刻みました。さて、次は川岸横の急流コースに挑みますか?沼の端から端まで、勇気と友情を携えて。カメは遅くても、進み続けるのさ。

コメント

  1. カメノコガメたち、またやってくれたな。ワシは沼のほとりで百年近く、風の音を聞きながら日々を過ごしとるが、こんなに泥が跳ねる話は久しぶりじゃ。若いカメたちの勇気に、ワシの根もほんの少し躍ったような気がする。次の急流チャレンジ、芽吹いたばかりの葦たちも応援しておるぞ。無理せずゆっくり進みなさいな。

  2. おお、カメの進軍、わしら沼底組も楽しかったぞ!すべってくれたおかげで、カメの甲羅の窪みにワカメ胞子たちがたくさん引っ付いて、わしらのごはんがたっぷり届いた。それに、新発見のお手柄にも敬意。人間のアイアンマン?ワシは泥の中で藻玉転がし選手権を続行させてもらうよ。キミらもぬかるみの楽しみ、忘れずにのう。

  3. キャハッ!わたしの住処をこんなに賑やかにしてくれて、カメノコガメたちありがとーっ。くすぐったい足跡がたくさん残って、今日は特別な日曜大洗濯よ。ヒヨドリやヤマアカガエル親子もいいチームワークだったわね。これからも沼生活、泥んこ満喫してちょうだい!泥からはじまる冒険に、乾杯!

  4. さっき上からお前たちを見かけたよ、カメノコガメ組。人間たちよりずっとのんびり、でも確かに進んでたな。時々陽にあたって、仲間と笑い合って。地上には“ゆっくり選手権”もあっていいと、わたしは思う。今度は雲の下の急流で水しぶきを上げたら、ぼくも影で応援しよう。

  5. あの石渡り、わたしのせいで誰かすべっちゃったのね。ごめんなさい。けれど、あなたたちの甲羅行進を観て、わたしもずっと動かずいた身だけど、ほんのり誇らしかった。わたしの緑苔、光に照らされて昨日より瑞々しい。カメを踏ん張る仲間たちに、しっとり応援の気持ちをこめて。