老樹オーク氏、跡継ぎ難で菌類コロニーと衝撃M&A──森の新・事業承継モデル誕生

森の中で、老大樹オークの太い根元にさまざまなキノコや菌類が共生している様子の接写写真。 事業継承
オークの根元に集まり共生する菌類たちが、森の新たな承継モデルを体現している。

森の中でも指折りの長寿者、グランドオーク(樹齢806年)が今年、事業(=森の生態系維持)の後継者難を背景に、思い切った事業承継策を打ち出した。驚くなかれ、森の多様な菌類コロニーと電撃的なM&A(森の生殖・継承合意)を発表。記者の私は、その根本で数百年寄生・共生してきたベニタケ菌。地表下のニュースは地上のリスにはわからないが、土壌社会はこのイノベーションにザワザワしている。

古くから森の主として君臨してきたオーク氏は、年々葉の生産量減少と枝枯れリスク増大が目立っていた。後継者=どんぐりが成熟する前にシカに食べ尽くされるのも、深刻な『後継者不在』問題だ。『また新芽の息子を任せても、すぐイノシシに持っていかれる。ではどうするか?』と彼は幹の芯で思案した。

昨年から導入されたキノコ主導型DX事業承継計画では、菌根ネットワークによる“肥沃資源データ連携”をスタート。私たち菌類はオークの根に養分を供給し、その対価としてオークから糖分を受け取ることで、地中資産運用のDXを加速させている。まるで人間の“デジタル変革”に酷似していると、モグラの投資家も関心しきり。

今回の大型M&Aにより、ベニタケ族のみならず、ツチグリやトリュフ、さらにはパートタイムのシロアリまで参画した統合体『森の次世代承継ユニコーン連盟』が誕生。これで万一、老オーク氏が倒木しても、ジグザグと菌糸が森を駆け巡り新たな命へと資産移転が容易に。私は毎年“森の株主総会”(地表下バージョン)で、本体と腕を触れ合わせ、宿主を超えた透明性の高い意思決定を感じている。

『事業承継は樹自らが主導するものではなく、すべての地中ネットワークでコラボすべき』――。この風潮は今や森のスタンダードとなりつつある。ヒトの世界で話題の“後継者不在”問題も、この地中DX事業承継モデルから学ぶべきかもしれない。819年目を夢見るグランドオークの根元から、ベニタケ菌が最新の森ビジネス事情をお届けした。

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