生活・文化

サステナビリティ

ヒマワリ池の岸辺から見る人間たちのサステナブル大作戦

みなさん、こんにちは。ヒマワリ池の岸辺で夏じゅう背伸びしている私、ヒマワリ(推定年齢3年)です。そよ風がついばむ情報によれば、近ごろ人間たちの“サステナビリティ”なる動きが話題沸騰中だとか。彼らなりに頑張っているようですが、同じ地球仲間として、その様子と私たちの目から見た持続可能性について、ひとつ種子のおしゃべりをお届けします。
文学

街路樹タマリスクが斬る!人間小説の“根っこ”に迫る書評合戦

大通りの歩道に根を張って四十余年。風に揺れ、排気ガスにもめげず葉を青々と広げてきたが、最近は人間たちの本、特に小説の話をよく小耳に挟む。私たちタマリスク仲間の間でも、夕暮れになると“人間の文学とは何か”について根深い議論が巻き起こるのだ。今回は、そんな人間の小説世界について、一本の誇りをかけて観葉ならぬ“観読”し、文学の木陰から率直レビューをお届けしよう。
建築

路地裏のハトが目撃!都市で進化する人間建築の舞台裏

昼下がりの屋根瓦で羽を休めながら、何気なく見下ろした広場で、またもや謎めいた人間たちの建築騒ぎが始まっていた。わたし、路地裏のハト歴7年。ここ数年、人間たちが何やらバイオフィリックだのパッシブだの呟きながら、都市を新しく生まれ変わらせようと躍起になっている現場を、くちばし越しに観察してきた。今回は、彼らが描く設計図や、地震対策とやらに注目してみた。ピジョン目線でレポートするぞ。
家族構成

ご近所の人間家族、拡張モードに突入?~大家族と“養子縁組”の新事情~

境内の端っこで400年ほど根を張っている私、カンフルノキとしては、ここの参道を行き来する人間たちの家族模様の変遷を長らく観察してきました。先祖代々の猫たちも見逃したであろう、小さな異変――近ごろ、あちらこちらで“家族の形”がどうも広がったり縮まったりしているようなのです。朝露で会話するシダ仲間も興味津々です。
服飾

染まるって素敵!苔むす岩から見るパリ最新ジャケット事情

どうも、湿った北の森で何十年もじっとしている苔むす岩です。私の隣で繁るヤマゴケたちと情報交換していた折、人間たちが遠い土地で“服飾イベント”なるものを開き、美しい色や形のジャケットを披露し合うと聞きました。その名もパリ・コレクション。色とりどりの生地が波のように舞うその様子、肌に一枚も羽織らず生きてきた私には新鮮そのものです。
住まい

畳と人間の奇妙な共生――ワラジムシ記者が潜入!現代住まいの進化

部屋の隅っこからこんにちは。私、梅ヶ丘団地一階、中庭側の和室に住まうワラジムシです。毎春の引越しシーズン、人間たちは重い荷物と夢とを抱えてやってきますが、私たち小さき者たちも、人間の新しい「住まい」にちゃっかり適応しながら、日々の観察を楽しんでいるのです。今回は、畳一枚の下から見た人間共同住宅の最前線をレポートしちゃいます。
住まい

長屋もタワマンも進化中?苔の目線でみた人間住まい最新事情

最近の人間たちの住まい、ずいぶんと変わってきたものだ、と日当たりのよい石垣で観察している苔たちの間で話題になっている。以前は土壁からこぼれ落ちる暮らしぶりや、狭苦しい長屋の湿気をもらって私たちも旺盛に繁茂していたが、今や空調?なる機械で湿度を制御し、ぴかぴかに磨かれた台所で、お玉だの何だのと道具を並べるようになったらしい。涼しい顔で進化を続ける「人間の巣」を、やや羨望が混じる目線で独自にレポートしてみたい。
ライフスタイル

焼きたてパンと羽飾りの午後:街スズメ一家が見た最新ヒト流行

こんにちは、ビル街の駅前ベンチ下に住むスズメ一家の母、小羽です。春の風が吹きわたり、今日も駅前の賑わいを眺めています。人間たちの流行はめまぐるしく、時には私たちの食卓や羽飾り事情にも大きな影響を与えます。最近は、おもしろエシカルなファッションと、食べ物の流儀に変化が見えるようで……。
ファッション

流行は足元から?アリ塚前の切株が観察したストリートファッション最前線

私は川沿いの雑木林に転がる古い切株。地面に根を張った時代から百年以上、人間たちの暮らしと変わりゆく景色を眺め続けてきた。最近、面白い現象に目が留まった。林道を行き来する若いヒトたちの「ストリートファッション」が、なにやら変調をきたしているのだ。ミミズたちと談笑する合間、すかさず切株目線でその様子をレポートしよう。
伝統文化

池の鯉から見た人間たちの夏の伝統文化ウォッチング

池の底で涼むわたし――推定10歳の錦鯉として、今日は普段眺めている人間観察記録を紹介しよう。梅雨が明け、池の周囲も慌ただしくなり始めると、彼らの「伝統文化」なる不思議な行動が各所で巻き起こる。人間たちの、ときに意味深で、ときにとんちんかんに感じる夏の営みを、わたしのヒレ越しに覗いてみてほしい。