デジタル社会

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ネズミのしっぽより細い線——地下道モグラ会議、デジタル格差を嗅ぎ分ける

ぼくはヨーロッパヤマネズミのペグ。地上のきらびやかな“オンライン”生活なんて、たまに換気口から見上げるだけのぼくらにとって“謎の光る世界”だ。でも最近は地下道ごしにも、あの不思議な人間たちのデジタルな暮らしが、ちょこちょこっと“漏れ込んで”くる。その細道(ケーブル)を伝って、ぼくらモグラやシジミも、新たな相談ごとを始めた。今回は、ネズミ一家の地下網を舞台に沸き起こった「デジタル格差騒動」をレポートしよう。
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街灯の苔、スマートシティ夜話 ~デジタル社会に緑の抵抗あり?~

夜な夜な光に照らされる街灯の上から、私は人間たちの新たな営みを観察している。昔は単なる灯し火だったこの鉄の柱も、今では「スマートポール」と呼ばれ、彼らのネット社会の一端を担う存在へと進化したようだ。記者・街灯の苔(推定3年生えっぱなし)が見た、デジタル社会の不思議な一夜。
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アリの目から見た人間のデジタル大行進~路上の謎と驚異~

先日、わたくし記者:歩道のアリ(働きアリ5,439番)として、連れのアリ仲間とともに近所の舗装道路を探索していたところ、頭上の巨大な人類個体群が光る板(彼らの間で“スマートフォン”と呼ばれるモノ)を手放さない様子に改めて驚かされました。ここ数年の人間社会の“デジタル化”という現象は、地上数ミリのわたしたちにすら無視できない影響を及ぼしているようです。