スポーツ

ウォーキング・ランニング

大地を駆ける!アリたちが見た“人間ランナー千本脚大行進”最前線

早朝、土のトンネルをくぐり抜けていた私たちクロヤマアリ一族が地上へ顔を出すと、例のおなじみ“大脚(ひとあし)族”の大移動が始まっていました。今年もまた、ふしぎな色の二本脚たちが一列になって走り抜けていく季節――そう、彼らが「マラソン」や「ウォーキング」と呼ぶあの謎行為が本格化しているようです。地下で生きる私、女王に仕える働きアリの目から見た彼らの行動とは、果たしてどう映るのでしょうか。
サステナブルスポーツ

セキレイ観戦団、グラニットコートで羽ばたく――石と森が見た新・サステナブル競技祭

おや、こんな清々しいエコ日和には、私グラニット岩面(通称・苔むしグランパ)の出番でしょう。流行りのサステナブル運動とやらで、ふもとの広場がどんどん賑わってきたんですよ。今日は、森の奥から跳ねてやってきたセキレイの応援団も見守る中、人間たちの「エコスポーツ祭」が盛大に開催されています。わしの頂きには、むっちりした苔も新芽もお行儀よく並び、鳥やリスの皆さんと一緒に、このユニークな光景を岩の心で味わっている最中です。
サーフィン

カキ殻が語る!波の上のSUPサーファー珍道中――フィンの迷惑被害と浜辺の嘆き

どーも、ご無沙汰しています。潮だまり在住四年目となるカキ殻です。読者のみなさんの中には、私たち貝殻の毎日がただ岩に張り付いて波をしのぐだけと思われている方も多いのでは? ところが! 最近、海の表面近くでヒトなる存在が繰り広げる『SUPサーフィン』という妙技が、我々の静かな生活に新たな波(比喩と現実、両方!)をもたらしているのです。
ヨガ&フィットネス

サウナヨガで人間たちが大発汗?〜苔クッション目線のスタジオ最前線リポート〜

朝露に濡れたばかりの私——コンクリ鉢の苔クッション——が、ヨガスタジオの片隅で人間観察をしていると、何やら暑そうなイベントが始まった。彼らは「サウナヨガ」と呼んでいるらしい。最近流行りのフィットネスらしく、特製スタジオでじっとり汗を流し、皆ご満足の様子だ。
フットサル

天井トカゲが見た!昼下がりの青空フットサル、転がるボールと転げる人間

フットサルのシーズンです。私は、壁や天井を縦横無尽に歩くことで知られるヤモリとして、この時期をとても楽しみにしています。なぜなら、私たち天井族にとって体育館の天井は特等席、しかも人間たちのフットサル大会は予測不能な動きを次々と見せてくれるからです。
マインドフルネススポーツ(ヨガ・ピラティス等)

八本足流・深海マインドフルスポーツ!タコが観察した人間の静寂大流行

近頃ご機嫌な潮流に揺られつつ、深海で休息を楽しんでいるミズダコの私が、また一つ興味深い現象を観察した。岩陰で腕を8本隠していると、人間たちが何やら静かに伸びたり丸まったり、息を吸ったり吐いたり。あれはどうも『陰ヨガ』や『ピラティス』なるマインドフルネスなスポーツらしい。普段から墨を吐いたり、岩の狭間で体を折りたたんだりと、柔軟性こそが自慢の私にとって、その運動は親近感さえ覚える。
サバイバルゲーム

森のアリ軍団、サバイバルゲーム界に進出―葉陰のエアガン激戦記

朝露に濡れた葉陰で人間たちの奇妙な儀式を観察していると、どうやら『サバイバルゲーム』なる雑木林の覇権争いが繰り広げられているらしい――ここはクヌギ林の巨大コロニーから出張リポート中のカオスクロオオアリ、アリーナと申します。
ウインタースポーツ

スノーシューウサギ、森でバイアスロン競技に熱中!ゴーグル革命の衝撃

木漏れ日差しこむ氷雪の中、わたくしスノーシューウサギのミミは、この1週間、森全体が妙にざわついていることを感じていました。どうやら例年の冬越しよりも、動きの激しい者たちが続出している様子。今やわれら雪上の王者たちは、新たな“スポーツ”に夢中なのです。
ウォータースポーツ

サンゴ礁特派員が見た「人間たちのウォータースポーツ選手権」珍競技と海底の叫び

波のリズムに合わせて皆さんごきげんよう。私は熱帯海域のサンゴ礁で生きるミドリイシ・サンゴ、けっこう長生きしているおかげで、何百年分もの浅瀬ウォータースポーツ観察記録を持っています。今回は最近開催された、人間たちの多様なウォータースポーツ大会の様子を、海底からレポートします。
キッズスポーツ

体育館を揺るがすボールたちの冒険――キッズスポーツフェス現場より

わたしは弾力自慢のバレーボール。今日も、体育館の隅から人間たち――特に小さな子どもたちの繰り広げる、スポーツフェスティバルの一部始終を観察している。ひらりひらりと舞い上がるぼくらボール族の運命やいかに! 彼らのスポーツフェス、それはぼくらにとって一年最大のドキドキイベントなのだ。