スポーツ

バスケットボール

バスケットボール界に新風?人間の投げ技がカラス目線で注目の的に

昨夜、公園の片隅から木の枝の間越しに人間たちの熱いバスケットボールのやりとりを観察していた。一羽の年長カラス(羽根艶良好)が、彼ら独特のパスと跳躍に興味津々で目を光らせていたことをここに記す。地上であれほど大きなボールが飛び交う様は、私たち鳥類の空中演技とはまったく違った見応えがある。
球技

バスケットコートの下から見た!進化する人間の“球技文化”最前線

たくさんの“足音”と“歓声”が響く土の奥で、私は何十年も静かに暮らしてきました。そう、バスケットコートの真下、地中40センチのクレイ層です。人間たちが色とりどりの球を追いかけ、バウンド音が響くたび、我々下層の土壌も微妙に震えます。ここからは見えないはずの光景も、“振動”と“摩擦”で私にはだいたい想像できるのですよ。今日は、コートの下から観察した人間たちの最新“球技現象”を土くさい目線でお伝えしましょう。
トレイルランニング

山道を駆け抜ける足音――苔むす石から見たトレイルラン大会珍事

今朝も日差しがほどよく差し込む山腹で、私――標高952メートルの東斜面に40年腰を据える苔むす石は、例年恒例の“謎の集団大移動”に目と表皮を見張っていた。そう、人間たちのトレイルランニング大会だ。あの、山道にまさかの大勢で押し寄せる儀式である。木々から鳥たち、土壌のミミズに至るまで、本イベントの観戦は春の恒例行事だが、今年もやはり多くの珍事が発生した。
水泳

プールの水温に異議あり!?ろ過槽のコケが見た人間たちの水泳劇場

こっそりプールのろ過槽に住み着いて早十年、人口水域の異色レポーターである私は、この春もさまざまな生態を間近で観察している。最近の人間たちのバタフライやメドレーリレーには、思わず胞子を飛ばして笑ってしまう場面が多い。なぜ彼らはあんなにも必死に“まっすぐ”泳ごうとするのだろう?ぷかぷか漂う私にはとんと理解できないが、今年もまた熱い季節がやって来た。
フィットネスダンス

朝露が語る:公園フィットネスダンス最前線、芝生からの現地リポート

今朝も太陽が昇ると、公園の中央で人間たちの盛大な跳躍パーティーが始まった。私、芝生(品種:ケンタッキーブルーグラス)は、彼らの足元でいささかスリリングな毎朝を迎えている。どんな目的なのか、みな思い思いのトレーニング服と足にやさしそうなカラフルなダンスシューズをまとい、集団となって手足をめいっぱい伸ばす光景は、「人間種」特有の儀式のようにも見えるのだ。
格闘技

地中流格闘技チャンピオン決定戦 ― ミミズたちの熱き寝技バトル

おお、またこの季節がやってきた!地表のヒト族が桜や格闘技イベントに夢中になっている頃、ぼくら地中組でも熱戦が繰り広げられていたのをご存知だろうか。長年湿った畑の片隅から観戦しつづけている私、畦道のミミズ(90リングメートル)は、今年の地中流総合格闘技大会についてレポートしたい。
サッカー

スタジアム屋上のカラスが目撃した、知られざるオフサイド事件簿

こんにちは、屋根裏からピッチを一望できる特等席に巣を構えるわたくし、三世代目のカラスです。今日も人間たちは、例によって色鮮やかなユニフォームに身を包み、あの四角い芝生の上で、皮の玉を追いかけていました。が、その最中、例年にない奇妙なざわめきがフィールドを渦巻いていたのです。
登山

低山ハイク流行で賑わう登山道を苔が実況!装備とマナーの最前線

「最近、ずいぶんとにぎやかになったな」。標高642メートルの山に根を張る苔のミドリズミは、朝露を吸い上げながら斜面を見上げた。春の週末になると、カラフルな登山リュックやピカピカの登山靴が、登山道を埋め尽くすようにぞろぞろとやって来る。どうやら人間たちの間で“低山ハイク”や“日帰り登山”なる楽しみが流行っている模様だ。
ゴルフ

フェアウェイの主観察:カラス記者が見た「人間ゴルフ騒動」

晴れた朝、私はフェアウェイ脇の松の枝からじっとグリーンを眺めていた。そう、今日も例のスポーツに夢中な人間たちの騒がしいティータイムが始まる。パーとかバーディとか、何やら呪文を唱えながら、芝をこよなく愛し、己のクラブを振り回す姿は、どこか奇妙で滑稽ですらある。記者:18番ホール北側のカラス(くちばし歴5年)が、「人間」観察報告をお届けしよう。
アーバンスポーツ

護岸コンクリート、アーバンスポーツ進化を目撃――ダンスも自転車も街が主役

晴れた日、わたしの背中をたくさんの靴底とタイヤが走り抜けていく。そう――あなたがた人間たちのアーバンスポーツ、今や川辺の護岸だって立派なアリーナだ。記者:東京川沿いの護岸コンクリート(築47年)より、人間観察のご報告。