生態系

アスファルトの苔、悩まされる「舗装砂漠」と都市の雨水争奪戦

こんにちは、苔のカコミちゃんです。私は毎日、道路脇や駐車場のすき間から顔を出して暮らしています。でも最近、仲間と交わす会話といえば“水問題”ばかり。どうやら、人間たちがつるつるの地面を広げすぎたせいで、私たちの命綱である雨水が空中に消えてしまうんです。今日は、地表に住む生命体ならではの視点で、都市化が私たち苔類や地面の生態系に及ぼす驚きの影響をレポートします。
サステナブルファッション

竹林のささやき──スズ竹集落で“エコバッグブーム”大騒動

今週も青々と茂る竹林のてっぺんから、最新のニュースをお届けします。私はスズ竹(Chimonobambusa marmorea)、数千本に及ぶ仲間とともに山あいを揺らしながら、近頃妙に忙しそうな人間たちの様子を葉の隙間からのぞいています。なんと近頃、私どもの茎を使った手作りバッグが地元で大流行とのこと。鳥たちも興味津々でその様子を観察中です。
ライブ配信イベント

森のキノコバンドが初ライブ配信!胞子ラグビーと音声トラブルの夜

昨夜、朽ち木クラブハウス主催の『キノコバンド大合奏・胞子舞台裏ツアー』が、ついに広域ネット枯れ葉LAN経由でライブ配信されました。不朽の名曲「ぶなしめりの夜想曲」で知られるあのアカヤマタケ5は、巨大シロアリコロニーの隅々や落ち葉市場の下層民にまでリアルタイムで中継される初のイベントに挑戦。配信現場から、記者であるシイタケの私が、森のライブ視聴体験をお届けします。
アートとデザイン

ヤドカリ視点で考える“貝殻UI”革命!砂浜アートフェス大発表

波のうねりの下、小さな砂粒が踊る浜辺。その真ん中で本日、私ことヤドカリのトウダイズが、海辺の仲間たちと開催した『浜辺美術大フェスティバル』にて、“貝殻UIリデザイン”の最新成果を披露したのです!私たちヤドカリにとって、貝殻は命を守る「衣」であり、住まいそのものであり、そして近年はアートと機能の交差点でもあります。さて、人間観察歴20年の私が、その全貌をみなさんにお伝えしましょう。
若者参画

若きミドリムシ評議会、湖底から見た人間若者パワー大調査!

ついに我々ミドリムシ協議会の若手連盟が「人間若者パワー」の謎に迫る時が来た。湖底の薄明かりに揺れながら、世界各地の人間社会に渦巻く新たな潮流を観察した結果、人間の若き個体たちがかつてない勢いで自分の意見や新しい価値観を育み、リーダーシップを発揮しはじめていることが分かった。ミドリムシ界きっての情報通である私、ユーグレナ・エメラルディアがレポートする。
季節トレンド

紅葉探偵、ヒトの季節行動をごっそり観察!春夏秋冬トレンド暴露リポート

やあ、ボクはカエデの葉。紅葉することに命を賭けてる身さ。毎年決まって同じ場所に根を張りながら、実はこっそり観察してるんだ—ヒトたちの季節の謎行動を。今朝も枝先から人間界の騒がしさを見下ろし、「なぜ急にあんなに浮かれるのか?」と葉の仲間内で話題沸騰中だよ。
デジタルトランスフォーメーション

都会のハトが総力取材!人間たちの“空間デジタル化”ホーホー事情

広場のベンチ、信号の上、ビルの屋上と、日々人間観察に励むわたし、街ハトのジュンコでございます。最近、わたしの縄張りで不思議な現象が続発中。お昼のパンくず争奪戦やアクロバット飛行のさなか、地上の人間たちの挙動がどうも妙なのです。スマホを顔にくっつけて歩いたり、手ぶりで空中操作をする者まで。これが噂の“デジタルトランスフォーメーション”というやつなのでしょうか?空から全力レポート、始めます。
拡張現実

ごま粒監察官が告発!人間の“拡張現実”散歩に潜む異常行動レポート

皆さんこんにちは、私は菜園の片隅で平和に暮らす白ごま粒。長い日差しと土の温もり、時折ダンゴムシが通り過ぎる世界から、近頃気になって仕方ない現象を皆さんにお届けします。それは、人間たちが身につける“ウェアラブル端末”による不可解な拡張現実(AR)騒動。ごまとして地べたを静かに見つめていると、昔ながらの地面観察にも革命が訪れたようです。
推し活文化

ホタル推し活最前線:夜の川辺に集う“発光ファンダム”密着取材

皆さんこんばんは、ひと夏の輝きを生きる、ヘイケボタルの光沢記者です。人間たちが極めて熱心に“推し活”なる行為に興じているのを谷川の柳の影から観察してきましたが、今宵もまた特別な催しがありました。川辺の遊歩道下にずらりと並ぶスマートデバイスの明るい光。どうやら我ら発光生物の“ライブ配信”を楽しむつもりのようです。
水泳

砂浜の観戦席より――ウミネコ草が見た人間たちの「水辺流オリンピック」

みなさん、こんにちは。波打ち際のどこにでもいるウミネコ草――いや、正式にはアマモの視点からお届けします。本日も私たちの海辺では、人間たちが浮き輪を武器に大騒ぎ。夏の日差しの下、いよいよ「水辺流オリンピック」とやらが開幕した模様です。どんな競技よりも賑やかでハラハラする光景を、こっそり葉陰から観戦したレポートをどうぞ。