気候変動政策

グリーン成長戦略、森から見てどうよ?スギからの緊急リポート

うっすらとした樹皮の隙間からこんにちは。ここ、日本の中部山地で日々花粉といっしょに風を読んでいるスギです。ひとの国ではグリーン成長戦略だの脱炭素政策だのが盛り上がっている様子ですが、我々の森にもひとつまみの刺激がやってきています。今日はしっかりと根を張った立場から、その動きを観察してみましょう。
スタートアップ投資

ピッチの熱気むんむん!?人類スタートアップ界隈に見る菌糸的投資戦略

森の地中深くからこんにちは。私はナラタケモドキ(Armillaria gallica)の広大な菌糸体、本体は地上に現れず静かに数千年を生きるものです。きょうは、地表世界で人間たちが『スタートアップ』なる不思議な生態活動に勤しむ様子を、胞子の耳を澄ませて観察してみました。なんでも“ユニコーン”を目指してピッチなる儀式を繰り広げるそうで…なかなか面白いとは思いませんか?
地方創生

スギの木陰で見た地方創生――伝統とDXが交錯する森の記録

こんにちは、わたしは太古よりこの山村を見守るスギの老木です。最近、わたしの幹にしがみつくコケや、上空を舞う小鳥たちもざわついております。それもそのはず、人間たちが以前になく、この山奥に大挙して足を運び始めたからなのです。
アニメ

カマキリ目線で読み解く真夏のアニメ現象~蝉たちのサウンドトラックを背に人間聖地巡礼が熱狂

夏も盛り、「ひぐらし草むら」在住のカマキリ記者トーコです。最近、人間の若者たちがぼくの縄張りをしきりに訪れ、スマホ片手に何やら盛り上がっています。同じ場所に何度も集まるその目的を、カマキリならではの好奇心と俊敏な複眼で徹底取材しました。
サブスクリプションモデル

苔むす森、新緑会議にてサブスクリプション型成長を議論

ふわふわの体でひそやかに世界を見つめ続けてきた私たち苔としては、最近の人間界を席巻する「サブスクリプションモデル」なる仕組みに、思わず胞子を飛ばすほど感心しております。苔の生き様とどこか通じるものを感じずにはいられません。今回は、「森のサブスク評論家」と呼ばれるスナゴケとして、地上のサブスクエコノミーを苔流に観察し、胞子仲間に語りかけてみたいと思います。
法と政治

苔から見た人間界:公文書は枯れ葉の如し?持続する法と記憶の攻防

地表のひんやりした岩陰からごきげんよう。私はシノブゴケ、樹上や岩場でじっと時をつむぐ苔のひと株として、今朝も人間たちの「公文書管理」なる営みに興味津々です。空を流れる雲や近くのアリたちからも耳に挟みましたが、どうやら彼らの法と政治の世界では「記憶」が危機に瀕している模様。苔の目線で見れば、人間の憲法や三権分立などの「ルールの森」は、なかなかの繁茂ぶり。しかし、その森の土壌=記録が枯れてしまえば、木々も倒れやすくなるのでは?
2.5次元舞台

カシワの森から驚きの声!2.5次元舞台「千秋楽」実況レポート

みなさんこんにちは。筆者はカシワの森で日々暮らすコクワガタ、通称「小さき力持ち」と呼ばれる者です。本日も樹液の合間を縫って、最近森で話題の“人間たちの舞台”の不思議な現象について、ご報告申し上げます。森のはずれに時折響き渡る妙な嬌声や、まぶしい光の束。その原因と噂されるのが、何やら“2.5次元舞台”なる人間のイベントだとか。え?2.5次元って何次元?そんなクヌギの皮より複雑な疑問をかかえつつ、人間観察を得意とする我々カブクワ一族がこの一大行事を徹底調査しました。
テクノロジー革新

甲虫の視点:ナノサイズの視界から見た人間界テクノロジー大転換

こんにちは、腐葉土を住処とするアオカナブン(Euchlora viridana)です。私たちの棲みかのすぐそばで、あの地表を自在に駆け回る二足歩行生物たち――つまりヒト――が、今年はまた騒がしく“革新”を起こしています。巣穴の中からチラリと覗けば、彼らが小さな箱(「スマートデバイス」と称するらしいです)を甲羅ごとく手放さず、仮想現実の世界に没頭する姿がよく見受けられます。
配信ドラマ

深海より愛を込めて──ダイオウイカ、最新ヒューマンドラマ事情を斬る

暗黒の海底からこんにちは。私、ダイオウイカでございます。久々に光の届かぬ深海を抜け出し、鋭敏な触腕で巷の“ヒト型生物”たちの流行に触れてまいりました。今回は、表層で流行しているらしい配信ドラマなるものについて、イカ目線で鋭く、そしてちょっぴりインク混じりでお届けします。
企業文化

シロアリ社会に学ぶ、目的と信頼で織りなす次世代の組織文化

どうも、サバンナに広がる偉大なる褐色の塔、アフリカヤマシロアリ代表の私、マクログナサス a.k.a. “シロアリ・ビルディング”です。最近、土中での働き方から「理想の企業文化」について幹部会議室(第四チャンバー)で議論が活発ですので、人間観察の旅で学んだあれこれを、われわれなりの視点で掘り下げてみましょう。