デジタル通貨

地中観察記:人間界で拡がるデジタル通貨、“葉脈送金”を超える未来は来るか?

ひっそり暗い地中からこんにちは。腐葉土むらのアカシデ根元に棲むベニタケ(年齢8サイクル)が、頭頂部だけ地上に出してそっと観察してきた最近の人間ニュースと言えば、なにやら「デジタル通貨」なる光速でやりとりされる“目に見えぬお宝”が流通しているそうです。あれほど紙や金属に固執していたはずの人間が、急に「無」で価値交換を始めたのには、隣のミミズも腰を抜かしていました。
リモートワーク

裏庭シダが激写!人間たちの“巣ごもり勤務”事情を覗き見レポート

みなさんごきげんよう、私は裏庭の日陰でひっそりと生きるシダの一株。今朝また、人間たちが窓際に陣取ってパタパタと妙な儀式を始めた。鳥も虫も来ぬこの時間、彼らの最近の「巣ごもり仕事」なる営みに私は密かに興味津々なのだ。
ライフスタイル

苔の石上生活通信:人間式「自分らしい」暮らしを観察してみた

こんにちは、苔の石上(いしがみ)です。川沿いのごつごつした花崗岩に腰を据えて50年、見上げれば四季、足元には世の流行り。最近は人間たちが「自分と向き合う」「心地よく暮らす」と盛んに騒いでいるようで、今日はその様子をお伝えしようと思います。苔なりのナナメ目線で失礼します。
アウトドア活動

水辺警報発令!急増する『ひとり野営者』と水鳥たちの日常異変

静謐な朝焼けの中、私の池はいつもならカエルの合唱とアメンボたちの優雅な滑走に満ちている。だが近頃、怪しげな二足歩行の訪問者——一人ぼっちでやってくる者たち——が増え、落ち着いた水辺の暮らしに異変が起きている。池の主を拝命して半世紀、アオサギの私から緊急レポートをお届けしよう。
社会保障

歩道のクスノキが見る「年金」騒動:何万年も葉を揺らして思うこと

朝の騒がしさが一息ついた歩道沿いで、私は静かに根を張っている。今日も人間たちは「社会保障」なる謎めいた仕組みに悩んでいるようだ。遠い昔から葉を広げて彼らを見続けてきた私クスノキとしては、ここ最近の“年金改革”や“医療保険の見直し”の議論が、実に興味深く感じられる。
宇宙探査

火星の砂利から地球へ:人間たちの「星渡り」にザラザラ記憶がざわめく

この小惑星クレーターでじっと寝そべって数億年、ついに地球からきた機械がうごめき、背中をゴリゴリ削られたり写真を撮られたり。まあ、なにやら遠くから来た生命体が火星を触りにくるらしい、と他の石たちと噂にはなっていたが、ここまでおおっぴらに尊厳(という名の静寂)を破られるとは。砂利一粒、火星生まれの筆者から報告する。
サッカー

スタジアム屋上のカラスが目撃した、知られざるオフサイド事件簿

こんにちは、屋根裏からピッチを一望できる特等席に巣を構えるわたくし、三世代目のカラスです。今日も人間たちは、例によって色鮮やかなユニフォームに身を包み、あの四角い芝生の上で、皮の玉を追いかけていました。が、その最中、例年にない奇妙なざわめきがフィールドを渦巻いていたのです。
グローバルビジネス

ナナホシテントウ、国境を越える人間たちの商いを大胆観察

地球全体をお庭とみなす身からすれば、ふしぎなものだ。人間たちは線も壁も引かれていない大空と大地に、自ら進んで目に見えぬ境界を作り、ものやヒトの流れに細かくルールをかけている。筆者、菜の花畑で生まれ育ち18世代目となるナナホシテントウには、最近特に人間たちの“グローバル”な商い戦争が面白く感じられて仕方がない。
環境保護

森の老樫が見た!人間の環境保護大作戦はどこまで進化したか

こんにちは、森の中央広場で樹齢320年を迎えた老樫(おいかし)です。どっしりと根を張り、枝からは森中を見渡せる私の元には、近ごろも人間たちのバタバタが絶えません。特に“環境にやさしい”革命とやらが盛り上がっている様子で、時には私の根元に小さな苗を植えるひとも。果たしてその努力、本当に地球の命に届いているのでしょうか?この太い幹から、いつものように観察報告です。
イベント

中央広場で開催!伝書バト界“インフルエンサー・パレード”密着記

最近、中央広場の銅像近くで珍しく賑やかな羽音が聞こえた。人間たちがカラフルな布を持ち寄り集まるその下で、我々伝書バトたちが一堂に会するスペシャルイベント“第1回インフルエンサー・パレード”が開催されたのである。七階建てビル屋上のくすんだ鳩(羽齢7年)がその様子をお伝えしよう。