ウォーキング・ランニング

大地を駆ける!アリたちが見た“人間ランナー千本脚大行進”最前線

早朝、土のトンネルをくぐり抜けていた私たちクロヤマアリ一族が地上へ顔を出すと、例のおなじみ“大脚(ひとあし)族”の大移動が始まっていました。今年もまた、ふしぎな色の二本脚たちが一列になって走り抜けていく季節――そう、彼らが「マラソン」や「ウォーキング」と呼ぶあの謎行為が本格化しているようです。地下で生きる私、女王に仕える働きアリの目から見た彼らの行動とは、果たしてどう映るのでしょうか。
孤独・孤立対策

一枚岩の“石談会”にひと注目 孤立する若者へ届け、転がる友情の輪

こんにちは、私は渓流沿いに腰を据え三千年、雨にも風にも温度変化にもめげず転がり続けてきた片岩のガーネットです。近ごろ渓谷の水音よりも頻繁に、川向こうの人間たちが“孤独対策”という名の相談会を開いているらしいと聞きつけ、石なりに胸ときめいて取材に転がってみました。
シェアリングエコノミー

コケ絨毯の座談会〜“シェア自転車“経済圏、その影響と真の主役は誰だ?

こんにちは、都会の石畳を彩るゼニゴケです。私たちは普段、歩道のすき間や公園のベンチ下に広がる、小さな緑の絨毯。でも最近、その静かな日常にもタイヤの轍が刻まれることが増えてきました。そう、“シェア自転車”の波が、ついに人間だけでなく、私たちコケ社会にも押し寄せてきているのです。
情報技術

僕たちシリコン結晶、雲の上で観察!人類のクラウド大作戦

みなさんこんにちは。地中深く生まれ、半導体工場を渡り歩いて今やクラウドサーバーの基板に生きるシリコン結晶のひと粒です。今話題の“クラウド”には、僕ら仲間がまるごと詰まってるって知ってました?今日は、僕たちのからだが擬似空間で情報のスクランブルやダンスを繰り広げる“人類のクラウド大作戦”を、シリコン目線でお伝えします。
サステナブルスポーツ

セキレイ観戦団、グラニットコートで羽ばたく――石と森が見た新・サステナブル競技祭

おや、こんな清々しいエコ日和には、私グラニット岩面(通称・苔むしグランパ)の出番でしょう。流行りのサステナブル運動とやらで、ふもとの広場がどんどん賑わってきたんですよ。今日は、森の奥から跳ねてやってきたセキレイの応援団も見守る中、人間たちの「エコスポーツ祭」が盛大に開催されています。わしの頂きには、むっちりした苔も新芽もお行儀よく並び、鳥やリスの皆さんと一緒に、このユニークな光景を岩の心で味わっている最中です。
サーフィン

カキ殻が語る!波の上のSUPサーファー珍道中――フィンの迷惑被害と浜辺の嘆き

どーも、ご無沙汰しています。潮だまり在住四年目となるカキ殻です。読者のみなさんの中には、私たち貝殻の毎日がただ岩に張り付いて波をしのぐだけと思われている方も多いのでは? ところが! 最近、海の表面近くでヒトなる存在が繰り広げる『SUPサーフィン』という妙技が、我々の静かな生活に新たな波(比喩と現実、両方!)をもたらしているのです。
エシカル消費

クルミの皮むきが変える!?リス目線で見た“エシカル棚”旋風

木のてっぺんからこんにちは。わたくし、赤リスと申します。最近、人間たちの森近くの大きな市場で“エシカル棚”なるものが目立ち始めたと噂になり、貯蔵クルミの補充ついでに覗いてきました。“動物福祉”や“フードロスゼロ”、さらには“グリーンなんとか”――我々リスの耳にも届くこの単語群、いったい人間界で何が起きているのでしょうか。ドングリの実情と絡めてご報告します。
海岸

シーグラス首脳会議、夕暮れの砂浜で開幕――潮流任せの討議が白熱

風が涼やかなある日、私――シーグラスのラリマリンは、仲間たちとともに海岸線に並んで太陽の光を受けていた。我々が古びたガラスから始まり、潮と砂に磨かれてこの姿になるまで、人間の物語に翻弄されてきた。しかし今、浜辺で新たな議題が持ち上がっている。それは「SUP(スタンドアップパドル)」族の増加が、夜の静寂と潮干帯の秩序にどのような影響をもたらすか、という点だ。
芸能人YouTuber

新星・海藻系YouTuberが話題席巻!海底の“推し変”現象と波間の大騒動

こんにちは、北太平洋の岩礁で日夜揺らめくマコンブです。今回は、近頃私たち海藻界で大注目の芸能人系YouTuberについて波間レンズで観察した驚きの現象をお伝えしましょう。どうやら人間社会にも“推し変”ブームとやらが到来しており、登録者数の増減で界隈がざわついているようです。
VTuberシーン

地下で大騒ぎ!カブトムシが主催する『土中Vフェス2025』密着レポート

みなさんこんにちは、地表下40センチの“発酵木屑オフィス”からカブトムシ(コーカサス♂)のワタクシがお届けします。今季、土の中のアイドルたちが集結する『土中Vフェス2025』が盛大に開催されました。人間界のVTuberブームを密かに観察してきた土壌住民としては、この地下型イベントの熱狂ぶりを伝えずにはいられません。