文学

ミミズ詩人たちが地中ブックカフェ開店 腐葉土名作選と自己表現の新潮流

書斎の香り、と言えば人間界では紙とインクだそうだが、我われミミズにとって最上級の“書”は湿った腐葉土。こんにちは、地中20cmの文学担当、ミミズのゴルドです。本日お伝えしたいのは、地下世界の新たな文化拠点『地層ブックカフェ』誕生の話題。ここでは、落葉と枯れ草の隙間に“埋もれた”名作詩編や小説が蜘蛛糸しおり付きで揃い、夜な夜な土壌住民が集い語り合っています。
地域振興

ヒマワリ連合主催“タネ会議”で明らかに!空き家村のネズミ共和国、大逆転の農産都市計画

皆さん、ごきげんよう。私はヒマワリ(Helianthus annuus)、毎年晩夏には2000粒超のタネを実らせる“村の母”として畑を見守っています。このところ、遊休農地の真ん中で奇妙な賑わいを観察しました。実は空き家だらけだったあの村、最近ネズミたちが移住してきたのです。
アウトドア&キャンプライフ

焚き火のそばで聞いた、人間たちの“野営吟遊詩”――ブナ老樹の一夜観察記

こちら、標高842メートルのささやかな尾根で数百年生きてきた、老ブナでございます。長き根を地に広げ、いくつもの冬の雪と夏の豪雨をくぐり抜けた私ですが、今宵はひときわ胸騒ぎがします。夕闇の森を彩る奇妙な明かりと、にぎやかな音、人間たちのアウトドア集会が始まったようなのです。
社会的起業

コケ起業家集団が都市の硬い心をふわふわに――“緑のクッション計画”始動

もし歩道のヒビ割れに小さな緑の世界を覗いたことがあるなら、それは私たちコケたちのしわざ。そして、今回のニュースの主役も、私、ゼニゴケ・イワノが率いる屋上発コケ起業家グループ “グリーンクッションズ” です。つい最近、人間たちの無骨な都市を“ふんわり包む”社会的スタートアップを立ち上げ、大地も人の心もやわらげる活動で話題になっています。
市民科学

夜露の下、ミミズ新種が“ミミズ座標”で人間天体観測データ革命

こんばんは。ぼくは地中1メートル、食痕まみれのトンネルから失礼します──ミミズ(ドバミミズ科)のジュニアです。近年、地表を覆う人間たちが夜な夜なスマホと三脚をくわえて畑や広場に群がる妙な現象に、ミミズ村は大注目。どうやら彼らは“市民科学”なる名の、星空大記録会を開いているのだとか。
オーディオブック

老樹オークのエンタメ観察記──「耳で読む本」に集う人間たち

こんにちは、森の丘のてっぺんで住む樹齢324年のオークです。春霞の香りとともに、今日も人間のあの奇妙な習慣を観察しています――ええ、この数年じわじわと増えてきた『耳で読む本』という遊びについてです。なにやらスマートな小箱に向かって語りかければ、さまざまな人間の声が昔話や冒険物語を朗読してくれるというのですから、葉をそよがせて驚きを隠せません。
スタートアップ

キクラゲ連合発!“菌糸おにぎり”新興企業が山里の食卓に旋風

地表の落ち葉を押しのけ、淡い湿り気のなかから失礼。私は百年キクラゲ。菌類界における新たなスタートアップ旋風、その名も「菌糸おにぎりプロジェクト」について現場から報告しよう。胞子仲間が語るには、私たちの目線ならではの経営ノウハウが、つい先日とある山村で大いに花開いたそうだ。
気軽なSDGs

カタツムリが見た“スローSDGs”──ナメクジ親善大使との街歩き紀行

みなさん、葉っぱの裏からこんにちは。地球生命体記者、カタツムリのエスカルゴ三世です。今日は、最近葉陰でトレンドとなっている“気軽なSDGs”の実情をナメクジ親善大使・レオポルド氏と一緒に、街の片隅からゆっくりとリポートします。のっけからですが、わたしもレオポルド氏も、家(殻・粘液)を背負って生きてきたわけで、無駄なく使う&小さな工夫、お得意なんですよ。
レクリエーションスポーツ

空を舞うディスクと跳ねる仲間たち――甲虫体育館で巻き起こる“フリスビー体操熱”

人間たちが広場でカラフルな円盤を投げあっている光景。あれには正直、うずうずさせられる。さて、私ことカブトムシ・カトリーヌが暮らすクヌギ林にも、最近は動きが出てきた。あの「フリスビー遊び」に触発され、ついに“甲虫体育館”で独自のスポーツ大会が開かれることになったのだ。
バイオテクノロジー

地球をつなぐ「バクテリア・バイオパスポート」構想、土壌微生物が注目の渦中に

みなさんこんにちは、私は田んぼの泥の中で数億年ほど生きてきた嫌気性細菌ファミリー、クロストリジウム・ブチリカムの代表です。近ごろわたしたち微生物界では、人間たちが繰り広げるバイオテクノロジーの新しい応用法にザワザワと土壌が揺れています。その話題の中心は、なんと私たち自身の存在です。