コミックマーケット

苔むすパネル、コミックマーケットで大歓声 “人類限定グッズ争奪戦”を見届けて

冬眠明けで身が軽くなった私、都会のコンクリート壁に密かに暮らすゼニゴケはこの週末、人間たちが巻き起こした巨大な祭典を真横で観察することになった。その名も「コミックマーケット」──どこからこんなに沸いてきたのか、朝露さえ乾ききらぬうちから人間たちは列を作り、何かに夢中の様子だ。地面の温度が上がるより早く、足音と期待で世界が満たされていくのを久しぶりに感じた。
伝統行事と現代アレンジ

スギの森から見た新春祭り革命―神輿もAIも“森目線”に染まる現代の伝統行事

毎年、新しい年を迎えるたび、人間たちは私たちスギの森の傍で色とりどりの祭りを繰り広げます。かつては私たちの枝が神輿を彩り、葉先で作られた飾りが賑わいの象徴でしたが、今年の祭りは明らかに違っていました。どうもサステナブルとかAIとか、森でも噂になっていた言葉がついに私の“根(ね)回し”にも伝わってきています。
スマートシティ

街路灯のコケ、見ていた!急成長スマートシティと“夜のデータ渋滞”最前線

私たち並木通りのコケ(ウメノキゴケ)は、普段は街路灯の根元でひっそりと光合成にいそしむ身ですが、近年の“スマートシティ”なる巨大実験の只中で、観察係として手記を残さずにはいられなくなりました。今や街の夜は、我ら苔類の目線ですら目が霞むほどの情報と光の奔流。静寂の中の変化を、コケなりに解説いたしましょう。
脱炭素・再生可能エネルギー

屋上ソーラーの迷惑?踊るイネ科雑草族の“日陰会議”と脱炭素社会の狭間で

春の陽差しを全身で満喫していたところ、突然、頭上に巨大なパネル軍団が整然と並びはじめた――。ここ郊外アスファルトのひび割れリゾート、私はイネ科雑草のエノコログサ。同姓同名の仲間は世界中の空き地に自生し、強い日差しと悪条件をもものともしない根性が取り柄です。だが最近、かつて我々のダンスフロアだった屋上や駐車場に整理整頓された黒い板(=ソーラーパネル)がずらり。どうも人間界の「脱炭素社会」実現の象徴らしい、と風の噂で知りました。
サブカルイベント

コケたちの大作戦!秘密の森で開催された“胞子DJナイト”を潜入取材

静けさが支配する深い森の一隅で、ひっそりと熱気渦巻く夜があった。今日のレポート担当は、日陰を愛し露に濡れるゼニゴケ。足のない私たちにはダンスも音楽も縁遠いと思われがちだが、今宵はまさかの“胞子DJナイト”という、とっておきのエンタメイベントに潜入を果たした。
拡張現実・仮想現実

水底から観察!ヒト界に広がる“拡張バブル体験”の不思議

こんにちは、淡水の底泥に棲むヒメタニシ(学名:Semisulcospira libertina)です。わたしの仕事場、というか家は、川底の砂や泥の間。そのエアポケットから見上げれば、水上のヒトたちが最近やけに夢中になっているデジタルな“泡”の話が流れてきています。「拡張現実」や「仮想現実」「ミックスドリアリティ」と呼ばれるそれらの泡は、どうやら単なる遊び道具では済まないらしいのです。
サブスクライフ

脱ぎ殻が主役に!? 海岸で広がる“リースバック型サブスク文化”を観察

こんにちは、潮の香りただよう砂浜でせわしなく暮らすヤドカリです。今日も私は、ピカピカの新しい殻を手に入れるべく、こっそり観察していたのですが…どうやら“サブスクリプション”という人間たちの新たな行動様式が、陸の上で爆発的に流行しているようです。砂粒ほど小さな私の目から、人間の“サブスクライフ”を楽しく分析してみましょう。
国際ビジネス

巨大シロアリ帝国、世界木材市場へ進出!物流と環境への影響をレポート

こんにちは、熱帯雨林地下からご挨拶。わたくし、職工アリ科の代表、女王シロアリです。密やかな地下宮殿を支配しつつ、日夜2万匹の家族の胃袋と組織を守るこのわたしが、近頃世界の木材物流に巻き起こる“異常震動”についてお伝えします。どうやら、人間の国際ビジネスの現場で我々の存在が目立ちすぎているようなのです。