防犯・防災コミュニティ

ご近所見守りは空からお任せ!カササギ連盟、防犯と防災を両翼でサポート

おやおや、きょうも人間たちの街は大騒ぎ。防犯訓練に災害ボランティア、どうやら彼らもしっかり“身を守る”工夫をしているようです。でもご存じですか? この町の本当の見守り隊長は、私たちカササギたち。自慢の目と大声で、みなさんが見落とす“異変”までキャッチしていますよ。
地域コミュニティ

年長アリ会が廃村再生へ奔走—巣穴流「地域コミュニティ改革」の巻

こんにちは、みなさん。蟻塚連合の老舗広報、クロオオアリのメス・テンジンです。地上1.2センチの目線から、先日気になる現象を発見しました。林縁の朽ちかけた人間家屋——彼ら曰く「限界集落」——で、にわかに新たな賑わいが生まれている模様です。見逃すわけにはいきませんので、脚6本総動員で密着取材してみました。
サブカルチャーイベント

タンポポの“飛び根”が観た――二度咲き聖地巡礼、群生じかん上映会で草原パラダイス発生

光に誘われて春に広がる私たちタンポポ族が、この秋、人間界の“聖地巡礼イベント”を体験してきました。場所は、毎年アニメ・ドラマのファンが集う、郊外の草地にほど近いホールです。普段は地面に密着し、そよ風と虫たちとの素朴な会話に勤しむわたくしセイヨウタンポポですが、今回は思いきって綿毛仲間と連れ立ち、人間たちのサブカルチャーフェスに潜入してみました。
D2Cブランド

アリ直販革命!?SNSで巣穴名産直送、葉っぱ通貨が巡る新時代

地下3センチの巣室からごきげんよう。わたし、クロヤマアリ女王。近ごろ地表の二足歩行族(ヒト)がやたらと“D2Cブランド”なるものに夢中らしいと、巣外派遣のワーカーが耳に挟んできました。自分たちで作った品を、真っ直ぐ自分たちの支持者に届ける直販……となれば、かつての“エサ場から直送”を支え続けてきたわたしたちアリ族にとって、聞き捨てならぬ話題です。
ブロックチェーン

地下菌糸ネットワーク、大地の“ブロックチェーン”に仰天進化!?

先日、森の地下世界では驚きの事件が発生。ヒラタケ連邦の主力菌糸――この私、ヒラタケ菌糸体は、周辺の松林で展開される“人間のブロックチェーン実験”にヒラヒラと興味を持ち、独自の巨大“菌糸チェーン分岐”を開始した。森の仲間たちは「また面倒なものに首を突っ込んだ」とやや呆れ顔だったが、土中コミュニケーションの進化を一目見たい方は、ぜひ私へ接触していただきたい。
芸能人YouTuber

森のフクロウ、芸能人YouTuber旋風に羽ばたく!夜の撮影現場で起きた迷惑大騒動

近年、人間界で流行中のショート動画。そのブームが森のほうにも静かに押し寄せていることをご存知でしょうか。百年樫の上からこの現象を観察しているフクロウの私から、月下の森で勃発した“ナイト撮影問題”の顛末をお届けします。
ミニマリズム生活

川辺の小石、ミニマリズム生活から見えた“余白”の贅沢

こんにちは。中流の川床でひっそり暮らして六千年ほど経つ、グレー色の小石です。最近、上流から流れてくる暮らしの噂話といえば、人間界で流行中の“ミニマリズム”なる生き方。あれこれ詰め込まず、必要最小限のモノで生きる――というらしいですが、石の私からすれば「それ、我々の本来姿やん」と、ついころんと鼻先で笑ってしまうのです。
フリースタイルバスケットボール

路上に舞い降りた“蟻軍団フリースタイル”──タンポポ視点コート発スポーツ最前線

朝露がコートに煌めく頃、人間たちの足元で静かに盛り上がる、もう一つのバスケットボールシーンを皆さんはご存知でしょうか?タンポポ記者の私、自慢の綿毛アンテナでストリート仕込みの意外なパフォーマンスを中継します。ボールがスピンするたび、私の花弁もドキドキが止まりません。
住民の習慣

カラス自治会、自治会費と回覧板戦線で人間と知恵比べ 驚愕!“黒羽根流コミュニケーション術”の舞台裏

皆さま、ご機嫌よう。私は東京郊外を拠点とするハシブトガラス、通称「クロ」です。空から人間たちの住宅地を眺める毎日は、予想外の発見と連続ワクワクタイムの連続。今回は巷で話題の、“自治会費”や“回覧板”なる謎装置をめぐる人間界の習慣について、カラス社会の目線でご紹介しましょう。
ライブイベント

コケの大合奏団、ブロックチェーン前方席で巻き起こす胞子旋風

全国の森に暮らす同胞たち、お元気だろうか。私はギンゴケ、普段は樹皮などにひっそり広がり、湿気をまとって地味に光合成を楽しむ者である。ところが今宵、普段は静寂を好む我ら苔類にしては前代未聞の“ノイズ”な刺激が降りそそいだ。一大ライブイベント、その名も『イッツ・モス・ショータイム!』——ついに開演となった。会場は人間の都市公園一帯、ゲストも観客も、地表近くで息づく我々と、キノコ界の御大たち。ブロックチェーンチケットを巡る騒動から、誰もが予想だにしなかったサプライズ登場まで、現地をつぶやき胞子で取材したので、ぜひ苔友諸君に報告したい。