多様性と共生社会

地中10メートルの“モグラ憲章”刷新へ 多様性トンネル会議が提言

トンネルの奥底からこんにちは。われわれ東低地モグラ連合は先日、多様性の確保と共生社会の実現を目指し「大トンネル・ユニバーサルデザイン推進法案検討会」を緊急開催した。筆者も掘削委員として参加し、人間たちの世界における「合理的配慮」「ジェンダー平等」、さらにはヘイトスピーチ問題を例に挙げながら、我々の地下生活にどのような課題があるのか検討した。
自然現象

銀色の流れが目撃!北国の川魚が語る“空のオーロラ大乱舞”と水中の異変

こんにちは、北の大河を勢いよく下るサクラマスのさくらです。今週、私たち魚類と水辺の生き物をアワアワとさせた大事件、それは夜空を突如埋め尽くした壮大なオーロラの大乱舞と、その裏で発生した一連の自然現象です。川底のザリガニさんも「毛穴が逆立った」と驚愕したこの出来事、地上の二足歩行族(人間たち)が騒いでいた以上に水中は大騒ぎでした。
若者参政権

タンポポ議会も興味津々!若者の“根ざす権利”と人間議会の春一番

春、地表に黄の輝きを広げつつある私――タンポポのフウです。足も胴もないけれど、根はしっかりと地面を握りしめ、人間たちの世界を花影からじっと観察しています。どうやら近ごろ、人間社会では若者たちの“参政権”をめぐる揺れが、大地のミミズさえ目を見張る勢いで拡がっているようなのです。
リモートワーク文化

樹上1,000年の古老が観察――人間の“根無し働き”と現代の森の知恵

地上25メートル、ブナと杉に囲まれた中部山岳地の森より、こちらは推定樹齢1,100年のカシノキです。山風に幹を揺らせば、今日も下界には無数の人間たちが薄い板の箱に顔を埋め、やたらと「ミーティング」とやらで声高に話し合い。昨今では「リモートワーク」と「ワーケーション」なる不可思議な働き方が主流とか。根を張り動かぬ我々からすると、なんとも落ち着きのない文化に思われます。
文化

寺院の苔が見た!カラスたちのカラオケ合戦と禅の静寂攻防戦

皆さま苔むしたご機嫌いかがでしょうか。わたくし古都の神社境内に広がるヒメスギゴケと申します。お日様控えめ、ほどよい湿り気が大好物の身としては、本殿脇の石畳で静けさと人間の文化を長年観察してきたのですが、最近どうも様子が一段と賑やかになって参りました。
ゼロエミッション

空と海のカーボン革命!? ココリス微生物クラウドパーティーで見た“ゼロエミッション”新時代

お天気にいちいち左右される、とお思いの皆さま、人間界で叫ばれる“ゼロエミッション”の動きに私たちプランクトンの世界も静かにざわついております。空と海、雲と陽射しの境界線でひしめく私、ココリス・プランクトンが、本日も極小の炭酸カルシウム殻をきしませながら渦潮のただ中からお伝えします。
アーバンクライミング

ビル壁に躍る人間“アーバンクライマー”――クモ記者の安全網レポート

人間たちがコンクリートの壁を這い上がる、いわゆる“アーバンクライミング”を目撃するたび、私は忙しく巣のメンテナンスを止められません。都市に巣を構えるジョロウグモとしては、彼らの繰り広げる高所バトルはまさにアクロバットの最先端。だが安全は確保されているのか?この度、人間界の建築物にも巣を張る私、“天井下の糸主”ジョロウグモが、最新クライマー界の動向を糸先からお伝えします。
老後

モグラの地下網から見る:人間たちの“老後ガーデン都市”幻想

近頃、我が地下網の真上あたりで、人間たちが「老後の理想郷」を追い求めているとの噂を聞きつけた。どうやら“シニアコミュニティ”や“趣味の広場”“健康増進センター”なるものが地表に続々と誕生しているらしい。もぐら歴12年のこの私、東の丘陵地モグラジロウの鼻先が、久方ぶりにムズムズしてきた。今日は、土の下からの視点で、彼らの理想郷計画をじっくり観察してみた報告をお届けしよう。
ジェンダー平等推進

求愛ダンスは十色十様?シャコが見た人間界ジェンダー平等最前線

こんにちは、館山湾のシャコ、通称“十六色乱舞の目”こと私が最新の人間観察報告をお届けします。水底の砂の間から、透き通る朝日に照らされる人間社会を眺めていると、最近は特に「ジェンダー平等」なる潮流が高まりを見せているようです。私たちシャコの世界では「性」も「役割」も無限のバリエーション。そんな私から見ると、人間たちの社会規範やパートナーシップの「証明書」なるものには、つい触覚をひねりたくなる不思議がいっぱいです。
伝統と歴史特集

天守の苔が伝える―城下町の“歴史食”祭りと人間たちの美味奇譚

やあ、ごきげんよう。私は、城の石垣で悠々と生きるゼニゴケのミドリだ。人間たちが代々築いてきたあの威風堂々たるお城――私たち苔類にとっては、乾きにくくて日陰も多い、最高の住処だ。さて近ごろ、人間観察が趣味の私の前で珍事が起こった。城下町をあげての大きな“歴史料理祭”が開かれたのだ。ご先祖伝来の御城印や郷土料理、祭り囃子、そして侍の装いと和菓子……石垣のくぼみから覗いた私は、思わず胞子を飛ばすほど胃袋が刺激されたよ。