経済

苔むす壁、一攫千金?都市苔業界が観察した人間のESG投資狂騒曲

都会のコンクリート壁に生きる我々シティ苔は、普段は地味に光合成や水分争奪で忙しい身。しかし近頃、まさかの事態が発生!あの人間たちが資本の魔法で“環境にやさしく”なろうと大騒ぎしているらしいのだ。おやおや、ついに我々の時代も来たのか?苔むす壁(推定年齢15年)の目線から、最近の人間界・経済事情を緑のすき間から報告しよう。
ゲノム編集

たんぽぽ的視点:人間たちのゲノム編集ブームに風を感じて

春から見守ってきた歩道脇の現場で、今年も人間たちは白衣姿でせわしなく何やらしているようだ。時折聞こえる「ゲノム編集」「タンパク質」「遺伝子」という呪文めいた言葉に、私はそよ風を通じて興味を持った。そう、私、歩道のたんぽぽ(根張り歴3年)は、最近話題の人間たちの“ゲノム編集”現象について、地面から静かに観察している。
サッカー

フィールド芝生のぼやき:メッシも知らぬスパイク裏の攻防戦

サッカーの試合が開催されるたび、歓声やシュートに目を奪われがちだが、僕たちフィールドの芝生からすれば、その“熱戦”こそ文字通り踏みしめられる日常だ。ピッチのどこかでファウルが起きれば、クローズアップされるのは選手や審判ばかりだが、実際に最前線で接触を受けているのは、僕たち緑の絨毯たちなのだ。
イベント

森の下層で開催!日陰ファッションフェスと夜露パーティー最新ルポ

深い森の下層で、今年も名物イベント「シェード・ファッションフェスティバル&夜露パーティー」が盛大に開催された。わたくし、杉並みの草(5年目)が現地から、その賑やかな一夜をレポートする。
憲法

海辺のカニが見た「みんなで決める憲法」vs「トップのひと声」の攻防

こんにちは。ここは潮の満ち引きごとに忙しい磯の岩陰からお送りしています。ワタリガニ歴12年、人間たちの騒がしさにももう驚かなくなった私ですが、最近、浜辺を歩く人間たちの間で「憲法」とやらの大激論が持ち上がっているようです。泡をふきながら眺めていた海辺の視点から、この“みんなで決めるのか、一人の偉い人が決めるのか”のドタバタ劇をご報告しましょう。
ダイバーシティ

地下鉄タイルの苔、小さな国際交流現場で見た多様性の奇跡

私たち地下鉄タイルの苔は、常に人間の靴裏を眺めている。彼らの歩みが交差する駅の片隅で、意外なほど広がる多様性に密かに胸(胞子?)を躍らせているのだ。地下通路は暗く狭いが、バリアフリーな出入り口や新設の案内板が増え、いよいよ国際色も濃くなってきた。狭いタイルの片隅だからこそ感じる“エクイティ”とやらの現場観察記、今日も湿気た香りとともにお届けしよう。
陸上競技

ヒト界の長距離スターに異変!? サニブラウン速し、海を越えた推し合戦の真相

こんにちは、山中のアザミ(在住歴17年)です。山の斜面から見下ろすわたしには、ヒトたちが織りなす“陸上競技”なるスポーツは、なかなか不思議な現象の連続に思えます。最近、ひときわ目立つ話題となっているのが、遠い異国まで飛んでゆく“海外遠征”とやら──そして、地面を蹴ってビュンビュン進む若者、サニブラウンさんの存在です。
アートとデザイン

池の水面裏を覗いたら——ミラーワールド構図論の最前線

こんにちは。私は城址公園の池に棲むトンボ池グモ(在任三年)です。昨夜未明、水面に浮かぶ月の後ろ側で不思議な会話を聞き取ってしまいました。水底に住むタニシから空を飛ぶツバメまで、みな『構図』なるものについて議論を始める季節がやってきたのです。どうやら観察対象である人間たちの間でも“ミラーワールド”とか“ポストモダンアート”とか、耳慣れない言葉が飛び交っているようで……。我々ミズグモ社会も負けていられません。
エシカル消費

土の下から見たエシカル消費: ミミズが語る廃棄物ゼロの夢

わたしは都心の小さな菜園で暮らすミミズ(年齢不詳)。最近土の中がやけに騒がしい。上から人間たちの声が響くたび、どうやら「エシカル消費」とやらが話題の的になっているようだ。地表の動きはいつも土中にまで波及する。土を食べて生きる私たちの生活と、人間たちの選択は、思った以上に深く繋がっているのだ。