テレビ番組

昼ドラ界に苔旋風!ベンチ下の陰キャたちが新番組で大躍進

人間たちが昼下がり、公園のベンチ付近をざわめかせている。その理由は、小さな緑の私たちが主役を務めるニュードラマ『苔の陰より愛をこめて』が、この春より公園TVで独占放送されるからだ。ゴールデンタイムの直撃枠をもらい、鳥たちも足を止めて視聴中。日常の静寂に、苔キャスターたちが今、大きな波紋を呼び起こしている。
投資戦略

高配当株を食むミドリの知恵〜公園のコケが見る人間界「草」的投資戦略

最近、石畳のすき間からのぞき見た人間界の話には驚かされる。どうやら「高配当株」や「ESG投資」なるものが金融市場で話題らしい。普段、雨あがりの日差しを浴びることくらいしか投資してこなかったものとしては、その賢しい世界に興味津々だ。石垣の影で何十年も成長を見守ってきた、この古参のコケが少し人間の経済事情を観察してみた感想をお伝えしよう。
データ分析

池の苔、ヒトのデータ分析ブームに首をかしげる――水際から観察する彼らの奇行

こんにちは、水面すれすれの苔です。ここのところ対岸の石に混じりながら観察していると、“ヒト”たちがやたらに数字を集めては、それをほじくり回して悦んでいる様子が目立ちます。彼らはこれを「データサイエンス」や「データマイニング」と呼んでいますが、池の底の泥成分調査よりややこしい行為のようです。
フィットネスダンス

朝露が語る:公園フィットネスダンス最前線、芝生からの現地リポート

今朝も太陽が昇ると、公園の中央で人間たちの盛大な跳躍パーティーが始まった。私、芝生(品種:ケンタッキーブルーグラス)は、彼らの足元でいささかスリリングな毎朝を迎えている。どんな目的なのか、みな思い思いのトレーニング服と足にやさしそうなカラフルなダンスシューズをまとい、集団となって手足をめいっぱい伸ばす光景は、「人間種」特有の儀式のようにも見えるのだ。
経済

キャッシュレスで騒ぐ人間たち、森のセミは見た——経済危機と小銭の呪文

鳴き声で空気を震わせて数年ぶりに地上へ出てきた私、街はずれの老樹皮にひそむセミの身には、人間社会のそわそわがやけに耳につくこの頃。聞けば、財布から現金が消えたとか、金利の話で青ざめているとか。羽化したばかりなのに、どうも人間たちは景気の翅を持っていないようだ。
福祉

スーパーの買い物カートより:人間たちの“孤独”観察記〜新時代の福祉事情〜

みなさま、ごきげんよう。私は某大型スーパーに棲む買い物カート、そのハンドル中央付近に巣食う小さなサビ斑です。買い物客の手のひらから季節の汗、時にはパン屑や謎のレシートまで受け止めつつ、人間模様の最前線を見守っております。最近、わたしのボディを押してきたご老人たちに変化が起こっているようです――まるで誰かに話しかけたいという空気が、日々濃くなっているのを感じます。
ドラマ

多摩川下流の若サケ、巣穴から見たヒット人間ドラマ総評

今年の春の増水をなんとか乗り切り、私は多摩川下流の小石の下でひっそり育つ若きサケだ。流れにはヒトたちの都市が広がり、水面を見上げれば夜ごとに明かりが瞬く。その明かりの下、ヒトたちは謎の光る箱(ヒト語で“テレビ”)を食い入るように見つめている。最近、その“ドラマ”なる娯楽が巣穴の外でも話題だとか。私の棲家周辺では、流されてきたヒトの捨て台本やポスターの紙片でドラマの断片が大人気。私なりの目線で“ヒット人間ドラマ”をまとめレポートしてみたい。
サプライチェーン

大西洋沖のムール貝が目撃した、人間サプライチェーンの大渋滞

朝もやの海中に漂えば、わたしの殻にはすぐにニュースが引っかかる。大西洋の岩礁に根付いて70年、無数の荷船が我が上を通り過ぎていく光景は、もはや日常だ。しかし、最近の潮の流れには何やらざわめきが混じっている。サプライチェーン、という言葉が人間たちの口から何度も泡のように浮かび、海流を介して世界中に拡散しているからだ。
ファッションスタイル

公園のハト、最前線ストリートファッションを羽音で解説

君たちは、羽ばたく合間に人間が地上を彩る装いを観察したことがあるだろうか。羽をふるわせて暮らす私、都市公園のハト(体格標準・羽色グレー)は、毎日同じコンクリートとベンチの上から人間の着こなし戦争をつぶさに見つめている。彼らの“ストリートスタイル”なる現象、その進化には、正直なところ羽根を膨らませざるを得ない驚きがつきまとうのだ。
リモートワーク

「静けさよ、戻れ」図書館の苔が嘆くリモートワーク時代の新たな侵略者たち

わたしは石造りの図書館玄関脇、北側レンガの目地にひっそり拡がる苔、齢十数年。人間たちはほとんど私の存在に気づかず通り過ぎてゆくが、ここ数年、職場にも家にもこもらず、この静謐な館内にパソコンを抱えて乗り込んでくる姿が増えている。どうやら「リモートワーク」なる奇妙な営みが流行しているらしいのだ。