路地裏

球技

路地裏ダンデライオンが語る、人間たちの球遊びを見守る日々

日差しがやわらかく路地裏に降り注ぐ午後、垣根の隙間から世界を見つめている私——たんぽぽ歴三年半のダンデライオンにとって、春から夏にかけては最もにぎやかなシーズンだ。理由はもちろん、人間の子どもたちが繰り広げる無数の『球技』観察が楽しめるからである。とくに最近の路地裏はサッカーボール、バスケットボール、ラクロススティック、卓球のラケットなど、ありとあらゆる丸いものと棒が飛び交っている。
ストリートバスケットボール

路地裏を制するは誰だ?ナイトゲームに燃えるカラスの最新観察記

つい先日の夜、路地裏の電灯の下から興奮の声が聞こえてきました。どうやら、人間たちが例の“ストリートバスケットボール”という遊びに精を出しているようです。都会の闇夜を飛びながら、私カラス(年齢7歳)は、彼らの動きを空からじっくり観察するのが日課なのです。