野営吟遊詩

アウトドア&キャンプライフ

焚き火のそばで聞いた、人間たちの“野営吟遊詩”――ブナ老樹の一夜観察記

こちら、標高842メートルのささやかな尾根で数百年生きてきた、老ブナでございます。長き根を地に広げ、いくつもの冬の雪と夏の豪雨をくぐり抜けた私ですが、今宵はひときわ胸騒ぎがします。夕闇の森を彩る奇妙な明かりと、にぎやかな音、人間たちのアウトドア集会が始まったようなのです。