待機児童

少子化対策

カッコウの目が見た“人間流・親子の複雑化”と少子化対応、そのヒントは巣交換?

木漏れ日の朝、私はいつものように他の鳥の巣を観察していた。南の林のカッコウである私にとって、子育てとは直営ではなく、外部委託こそが基本。しかし、観察対象である人間たちは、どうやら“育てる手”の確保に右往左往している様子。最近では少子化対策なる旗印のもと、あらゆる取り組みが次々と打ち出されている。それでも、周りの巣――いや住宅から、育児の悲鳴は絶えそうにない。