サーキュラー渦

環境保護

フジツボ評議会、海底ごみ急増に正式抗議──“サーキュラー渦”の逆流現象を警告

浅瀬の岩場に、静かに数百年も棲みつく我々フジツボ一同は、近年、海底に流れ着く“人間由来の遺物”について大きな懸念を示すことになった。わたしたちは足も羽もなく、ひたすら潮の満ち引きを待つだけ。しかし最近は、大潮よりむしろペットボトルの出現回数のほうが多いのでは?そんな危機感から、先週ついに海底フジツボ評議会を開催。海流ネットワーク回線(通称・水中ヒゲ通信)を通じて、遠洋の貝類やウミウシと意見を交換したところ、「ちょっとこれ、うちらの殻ももたんぞ!」との声が多数届いた。