消費税

経済政策

山奥の古杉が見た経済対策—森のそよ風と円相場の新たな関係性

森の静けさの中、経済とはえらく騒がしいものですね。私は山間の古杉、樹齢はおよそ八百年。根元では鹿やキノコたちが行き交い、枝先ではリスが跳ねますが、ここ数季、麓の村にいささか異変が。人間たちが消費税だの景気刺激策だのとざわついているのが、風に乗って幹にまで届くようです。
インフレーション

インフレで浮足立つ人間界、田んぼのタニシが見た経済の不思議

春の陽気が心地よいある日、泥の中でのんびり過ごしていた私、田んぼのタニシ(享年2年)は、人間たちの話し声から『インフレーション』なる現象が深刻らしい、と耳に挟んだ。どこかの棚田の畔で育った私は、粒ぞろいの稲たちやカエルたちといつも地上の出来事を話し合うが、今回は特に人間界の“お金”という謎の葉っぱについて深堀りしてみたくなった。