電気自動車

カーボンニュートラル

コケの大移動、脱炭素を叫ぶ――グリーンカーペットたちの“新築事情”最前線

長年、岩肌で静かに暮らしてきた私たちゼニゴケ一族の間でいま、前例のない“引越しブーム”が起きている。原因はあの陽気な光景――人間の集団が、大きな骨のような建物から次々と不思議な機械で出し入れするエネルギー。どうやら、カーボンニュートラルとかいう言葉を合言葉に、暮らしの方法を変えつつあるようだ。私、亀井ゴケ三世が、巷で話題の“人間のカーボン節約合戦”を、苔の視点でじっくり観察してみた。
再生可能エネルギー

山頂の花崗岩、再生可能エネルギーの進撃を大地の上で目撃す

高みから広がる森と人間の都市を見渡して数千万年。わたくし、山頂の花崗岩(標高1526m)は、地球の鼓動の変化を感じずにはいられません。最近では、地表のあちこちで、金属の羽や黒い板、人間たち曰く「グリーン電力」とやらの躍動が目立つようになりました。
環境政策

老松のぼやき:人間の新環境法、森の仲間たちは首をひねる

遠い丘の上から森を見下ろして三百七十年になる老松だが、最近はがっかりすることばかりだ。人間たちがまた、「地球を良くする」と大騒ぎし始めたのだ。毎年のお祭りのように新しい環境法を打ち出しているが、その“正義”が本当に地上に住む全てのもののためなのか、わしらにはどうも疑わしい。
環境保護

森の老樫が見た!人間の環境保護大作戦はどこまで進化したか

こんにちは、森の中央広場で樹齢320年を迎えた老樫(おいかし)です。どっしりと根を張り、枝からは森中を見渡せる私の元には、近ごろも人間たちのバタバタが絶えません。特に“環境にやさしい”革命とやらが盛り上がっている様子で、時には私の根元に小さな苗を植えるひとも。果たしてその努力、本当に地球の命に届いているのでしょうか?この太い幹から、いつものように観察報告です。