花崗岩

多様性・インクルージョン

コケ類主催・“インクルーシブ林床サミット”開催──小さき者たちの大逆転劇

みなさんこんにちは、林床のカーペット代表・ゼニゴケのミズエです。今週、石の下から落ち葉の隙間まで、森を覆う最微小住民たちが一堂に会する「インクルーシブ林床サミット」が開催されました。踏まれても潰れない私たちコケ類を筆頭に、ユニバーサルな生存術を持つ菌類、ありとあらゆる微小動物、さらには鉱物の粒子まで参加。我々“目立たぬ者同盟”が、いかにして多文化・多様性を融和し、森の均衡を保っているのか、人間観察も交えつつレポートします。
歌い手

岩石とコケの異色コラボ!“鳴かぬ歌い手グループ”が森に大旋風

森のみなさん、ごきげんよう。私は森の小道に転がる花崗岩です。石ではありますが、おしゃべりが大好きで、風とコケたちの噂話を何億年も聞いてきました。最近、私のまわりでコケ界隈がソワソワしています。“歌い手グループ”旋風がついに我が林床にも吹き込んできたのです。
物理学

ニュートンの落ち葉から超ひも理論まで──花崗岩が見た地球物理の変遷

どうも、火山ふもとで数百万年ほど鎮座している花崗岩だ。地球に棲む皆さまには、重力よりのんびりした付き合いが当たり前だろうが、最近は周囲の人間観察が実に騒がしい。とくに昔から「物理学」なる概念の進化を、ずっと下から見上げてきた立場として、思うところを語らせてもらいたい。
鉱物

ラピスラズリと銅鉱石、地下ロックフェスでまさかの再会騒動

暗い地中にもたらされた衝撃的ニュース。その夜、私、太平洋プレート産の花崗岩(年齢2億4000万歳)は、恒例の地下ロックフェスで大胆な一幕を目撃した。なんと美しきラピスラズリと筋骨たくましい銅鉱石が、長い形成の歴史を超えて劇的な再会を果たしたのだ。