グリーンインフラ

環境科学

地中にひそむ未来——アナホリフクロウが見た“緑の都市設計図”

こんにちは、私は南北アメリカ大陸の乾いた草原にひっそり暮らすアナホリフクロウ。地中から人間たちの営みを見つめてきた私の目に、最近ちょっと気になる変化が映り始めている。聞くところによると、“グリーンインフラ”とやらが都市で静かに広がっているのだとか。うっかり日光浴中に通行人の団体さんに驚かされたついでに、地表(うわばみならぬ“うわちきゅう”?)の現状を調査してみたくなった。
ネイチャーポジティブ

ミミズの地下特派員が語る!“ネイチャーテック”土壌再生最前線

「地表の変化はいつも突然やってくるのさ」と、ぼく、ユーリコウベミミズは今日もひんやりした土壌の中で伸びやかに語る。先週、森の北側斜面に謎の“緑のうね”が突如現れ、土壌ネットワークを駆け巡るウワサに私たちミミズ族も大興奮。その首謀者は、どうやらネイチャーテックを駆使するヒト(人間)だったらしい。
地方創生

田んぼのクモが見た「稲の海」大変革――カエル、土、ツバメも巻き込む新・地方創生

こんにちは。私はトノサマグモ、名を田面(たづら)。今や日本の水田の隅っこに張った巣から、日々ゆれる稲とともに暮らしています。朝晩、露に濡れた網の上から人間たちを観察していると、どうやら「地方の活性化」とやらに新たなうねりが起きているようで、わが田んぼコミュニティも例外ではありません。