着物

歴史と伝統

着物の色に心高鳴るカナブンが見た、春の武士たちと花粉の宴

春風に乗り、鮮やかな着物が町を彩る季節。人間のみなさんが“伝統”と呼ぶ儀式のときほど、わたしたちカナブンには、心躍る場面はありません。色鮮やかな布地が集まれば、必ずや町内の桜も見ごろ、そして甘い和菓子の香りも漂います。みなさんが着物で練り歩き、武道の披露に興じる姿は、花粉採集の名人である私たちにとって、じつは格好の“春の観察会”なのです。