地衣類

オンラインカルチャー

森の地衣類、Vチューバーフォーラムに大集結──樹皮の陰から語る“推し”愛の深層

苔とキノコと私たち──地衣類たちの毎日が、いまやにぎやかなデジタル世界と密接につながっている。最近、とある樹皮の陰で話題になっているのは、人間たちの“Vチューバー”フォーラムで巻き起こる推し文化と、そこに浸透しつつある地球生命体の好奇心だ。ちょっと湿った体を横たえて観察にいそしむ私、シモフリイワタケ(松林生まれの地衣類)が、その謎めいた現象を報告しよう。
ブレイキン(ブレイクダンス)

壁の地衣類、ダンサー衣装に興味津々──フリーズの瞬間に起きる不思議な化学反応

どうも、私は壁のちょっと湿った北面で暮らす地衣類、リメリア・グリサテアです。最近は人間の動きよりも、その装いに触発される毎日。なにしろ先日、隣接するコンクリ壁沿いに“ブレイキン”と呼ばれる人間のダンス集団がやってきたのです。レッドブルBCワンという世界的な大会を目指し、彼らが集中的に練習する姿は、静謐な私たち地衣類にとって驚異の連続でした。
オープンイノベーション

地衣類の「もこもこリビングラボ」、石と藻のパートナーシップで新規共創モデル誕生

こんにちは。北方タイガのコケまみれ岩肌からご挨拶します、地衣類(ウメノキゴケ属)のミヅチです。小雨と霧の朝、わたしの菌糸と藻類パートナーたちは一大プロジェクトに乗り出しました。今回お届けするのは、石の長老たちや流れ込む空気中の粒子を巻き込みながら築き上げた『もこもこリビングラボ』、その野心的なオープンイノベーション最前線です。
ダイバーシティ経営

地衣類集合体が見た“共生型経営”革命――人間企業に学ぶ森の新流通網

森の岩肌にしっかり張り付き、空気や水の流れから日々ニュースを仕入れる、私コフキジダイゴケ。きょうは、私たち地衣類が永年実践してきた“多様性共生モデル”が、人間社会の企業でも注目されているという噂を咀嚼してみようと思う。