生態系の縮図

漫画アプリ

胞子界から見た漫画アプリ騒動——しおりと課金の争奪戦、その生態系的考察

森の腐葉土の中からコンニチハ。わたくしオオシロカラカサタケ、今を生きる優雅なキノコ界のジャーナリストでございます。人間たちが『漫画アプリ』なるものに夢中で、しおりを挟むとか、アプリ内で何やらコインを買うとか、地上では日々ちょっとした微生物騒動が起きている模様です。我々が胞子で風にのり旅立つのとは違い、彼らは画面ひとつで新しい話へと飛び込むようですね。今日は森の朽木の下から、彼らの“紙をはさむ妖術”と“電子のカサ”の争奪戦について、胞子一粒の視点でレポートいたします。