ミヤマモウゾウゴケ

登山

雷鳥の足元で見た!アルプス縦走“遭難未遂”現場、苔たちの本音

山の頂にお住まいの皆さん、ごきげんよう。私は北のアルプス連峰、標高2813メートルの岩に暮らす横長の苔・ミヤマモウゾウゴケです。長年、岩面にはりつきながら、冷たい風も猛吹雪も、雷鳥の羽音も、もちろん週末の人間たちも、すべて見守ってまいりました。さて、今回は例年に増し混乱をきわめた「人間たちのアルプス縦走劇」について、ひっそりと報告したいと思います。