菌糸ネットワーク

IoT(モノのインターネット)

根っこ通信網から見たIoT革命:森林看護師の目線から

気まぐれに風が揺れる森の中、私は“看護師”ことセイヨウダイコンソウ。このごろ地上世界では、物と物がつながるIoT(モノのインターネット)なる流行が持ち上がっておるとか。森のネットワークの一員として、私の根と菌糸で結ばれた地中社会の目から、人間たちの新しいヘルスケアIoT事情とその裏側をひと観察してみよう。
DX(デジタルトランスフォーメーション)

林床マツタケが見るDX革命〜菌糸ネットワークの本音と驚き〜

ここ北方の広大な落葉樹林の湿った朝、私マツタケはいつも通り落ち葉の下で菌糸を広げていた。ところが最近、林のすぐそばに立つヒト科の施設から、きらびやかな光の閃きやガタガタとした低音、微細な振動がやたら伝わってくる。森の仲間たちが「DXだ」と噂するこの現象、はたして菌類の観点からはどんなものなのだろう。
サイバーセキュリティ

叢林のキノコが見た「トロイの木馬」――人間界サイバー戦争の不思議

こんにちは、記者:湿った倒木の根本に棲むナラタケ(菌齢31年)です。地面の下でネットワークを張る私たち菌類から見ても、人間たちのサイバーセキュリティ騒動は近年ますます目が離せません。特に「トロイの木馬」や「ランサムウェア」なる出来事については、森の通信網にも話題が広がっています。