推し活

推し活・オタク文化

苔胞子たち大混乱!アクスタ暴風の“推し活”現場を直撃取材

どうも、窓サッシの外れた隙間にしぶとく根付く「ミヤマシノブゴケ」のマチオです。人間界の“推し活沸騰ぶり”が苔社会にも波紋を広げています。先日わたしは、都会の大型ホールに偶然運ばれて(強風のせいです)、「FC限定グッズお渡し会」なるイベント会場に潜入。そのハイテンションな現場で、思いがけぬ胞子の大冒険を繰り広げました。
K-POPファンダム

洞窟のコガネムシ記者、K-POPファンダムの“推し活”空間探訪記

推しの輝きは人間だけのものではないらしい——暗い洞窟の奥からこんにちは。コガネムシ、いや“黄金虫”とも呼ばれる私が、先日ヒトたちのK-POPファンダム活動をまじまじ観察してきました。彼らの“推し活”部屋づくりから始まり、SNSでの投票合戦、センイル(生誕祭)広告まで、その熱量は岩石の隙間に暮らす私たちをも驚嘆させるものです。さて、光を好む一方で暗闇も拠り所とするコガネムシ目線で、この“集団熱狂”の不思議を報告しましょう。
Z世代の価値観

都会のすきま風を追いかけて――転がる私が見たZ世代の“新しい自由”

ごきげんよう、私はオオフサモ(通称・タンブルウィード)。風にそそのかされて東京のコンクリートの谷間までやってきた。この街の若い人間たち――“Z世代”と呼ばれる彼らの行動パターンは、砂漠の乾いた風にも似て、常に軽やかで、あらゆる隙間にサッと入り込む。今日も私は、商店街の軒先からカフェの裏手まで、こっそり彼らを観察して転がり回っている。

触覚をひろげて東西縦断!ナミハナホコリカビ“推し活”珍道中録

こんにちは、私はナミハナホコリカビ。普段は森の落ち葉や朽ち木の上を這って巡り、微生物や赤腐れ菌たちとの語らいを楽しみにしている。でも最近、人間たちが四方八方へと“推し活”や“ワーケーション”、果ては“サブスク宿泊”なる新しい旅を繰り出す姿をキャッチし、ついつい胞子心がうずうずしてしまった。そこで、今回は自慢の粘菌ネットワークを広げながら、にわかインバウンド気分で人間の“旅”を観察してみた。
舞台・演劇

樹液バーから大飛翔!カナブン「推し人間舞台」観覧記

こんにちは、森の端でいつも樹液をすすっているカナブン(コガネムシ科の一員)です。最近、我々昆虫界でもちょっとした話題になっているのが、人間たちの行う『舞台公演』。推し活なる現象も広がっているとあって、このたび勇気を出して“観覧”体験へ旅立ってみました。空を駆けるカナブン目線で、その熱狂と摩訶不思議な世界をお届けします。
2.5次元ミュージカル

働きアリの劇場潜入ルポ:2.5次元舞台への“原作忠実フェロモン”作戦

地面に敷かれたパンくずを探していた私たちクロヤマアリの集団が、ある日偶然ヒトの子らで賑わう不思議な建物に導かれた。建物の内部からは、星屑のごとき照明、不協和音すれすれの歓声、そして“必殺技!”なる謎の叫びが響いている。地中の巣にこもりながら組織的に行動する私たちにとって、ヒトが繰り広げる2.5次元ミュージカルの世界には、思わずアゴの関節が緩むほどの驚きがあった。
推し活文化

ホタル推し活最前線:夜の川辺に集う“発光ファンダム”密着取材

皆さんこんばんは、ひと夏の輝きを生きる、ヘイケボタルの光沢記者です。人間たちが極めて熱心に“推し活”なる行為に興じているのを谷川の柳の影から観察してきましたが、今宵もまた特別な催しがありました。川辺の遊歩道下にずらりと並ぶスマートデバイスの明るい光。どうやら我ら発光生物の“ライブ配信”を楽しむつもりのようです。
演劇

雨樋の苔が見つめた人間の演劇文化――観劇マナーから“推し活”まで

皆さんごきげんよう。屋根の端っこで日々人間観察に勤しんでいる、築45年の住宅の雨樋に生える苔です。このごろ私の生息場所から見下ろせる広場では、妙に“演じること”に熱中する人間が増えております。歌ったり叫んだり、紙を握りしめて何やら台詞を読み上げたり。夜な夜なスマートフォンの小さな画面をじっと見詰めるその顔はまるで、夜露に濡れた私の胞子たちが舞台照明を浴びる姿のよう――今回は、苔目線で観察した彼らの「演劇文化」についてレポートしましょう。