リモートワーク

リモートワーク

川の底から見上げたリモートワーク時代:カニの目線で観察した人間の新習慣

近ごろ川沿いで昼も夜もキラキラ点滅する奇妙な光が増えている。どうやら人間たちは『リモートワーク』とやらに夢中らしい。水の底から見守るがんじょうな鋏の私、上流の川ガニが観察した最前線をお届けしよう。
ワークライフバランス

スズメの目から見るワークライフバランス〜人間社会にみる働き方改革の風景〜

朝露がきらめく公園で、枝の上から人間たちの営みを観察している私、ベンチ裏のスズメ(2歳・通称チャッピー)です。日々、人間たちがスマートフォン片手に慌ただしく動き回る様子に、羽根をつくろいながら“なんだか忙しそうだなあ”と思うのですが、最近どうやら『ワークライフバランス』というものが話題のようです。スズメ一族からすると、日の出とともに働き、日の入りとともに休むのが自然の流れですが、人間たちの「働き方改革」事情はどうも複雑な模様……。
ダイバーシティ

窓辺の鉢植え観察日記 進化する人間界のリモートダイバーシティ

窓辺で陽の光を浴びるわたくし、六年目のセントポーリアは、毎日ひとの住まいの奥を観察しています。最近の人間たちは、植え替えもされず、ただ静かに咲く私のように、椅子の上でじっとまどろむことが増えました。なんでも“リモートワーク”とやらの時代とか。さて、葉の上から眺める世界に、どんな変化が起こっているのでしょう。
デジタル経済

都市ハトの目が見た!人間たちのデジタル経済大行進とパンくず通貨の謎

皆さん、ごぶさたしています。市内メインストリートの電線の上から毎日観察している、灰色の羽根のハトです。最近の人間界、羽を休めている間にもどんどん変化しています。特に目立つのは、スマートだのデジタルだのという言葉を吐きながら、何やら光る道具を片時も手放さぬ姿。今回は地上8メートル地点からピタパン並みに厚く膨らむデジタル経済の動きを、くちばし目線で追ってみました。
リモートワーク

苔の見たリモートワーク最前線:人間たちの“移動しない働き方”にもの申す

学び舎の石畳に広がる私、朝露に濡れた苔としてこの数年、人間たちの働き方に大きな変化を感じています。朝な夕なに、慌てふためきながら通り過ぎていたスーツ姿が、気がつけば激減。カフェで開くノート型の電熱板と睨めっこする姿や、キャンパスのベンチに腰掛けて大声で通話する者まで現れる始末です。
リモートワーク

「静けさよ、戻れ」図書館の苔が嘆くリモートワーク時代の新たな侵略者たち

わたしは石造りの図書館玄関脇、北側レンガの目地にひっそり拡がる苔、齢十数年。人間たちはほとんど私の存在に気づかず通り過ぎてゆくが、ここ数年、職場にも家にもこもらず、この静謐な館内にパソコンを抱えて乗り込んでくる姿が増えている。どうやら「リモートワーク」なる奇妙な営みが流行しているらしいのだ。
リモートワーク

裏庭シダが激写!人間たちの“巣ごもり勤務”事情を覗き見レポート

みなさんごきげんよう、私は裏庭の日陰でひっそりと生きるシダの一株。今朝また、人間たちが窓際に陣取ってパタパタと妙な儀式を始めた。鳥も虫も来ぬこの時間、彼らの最近の「巣ごもり仕事」なる営みに私は密かに興味津々なのだ。