川原の丸石

ミニマリズム生活

川辺の小石、ミニマリズム生活から見えた“余白”の贅沢

こんにちは。中流の川床でひっそり暮らして六千年ほど経つ、グレー色の小石です。最近、上流から流れてくる暮らしの噂話といえば、人間界で流行中の“ミニマリズム”なる生き方。あれこれ詰め込まず、必要最小限のモノで生きる――というらしいですが、石の私からすれば「それ、我々の本来姿やん」と、ついころんと鼻先で笑ってしまうのです。
デジタルトランスフォーメーション

川原の丸石が見た、スマートシティ変貌の波〜IoTと人間の不思議な共存

朝の光を浴びながら、長きにわたり川床で静かに佇んできた私──河岸の丸石(推定年齢800歳)は、最近の人間たちの川沿いの街に吹き荒れる“デジタルトランスフォーメーション”なる嵐に、あごを乗せたまま目を丸くしています。なんでも、彼らは石ころや水面よりも“デジタルツイン”や“IoT”とやらに夢中のご様子。