Vtuber

VTuberシーン

巨大樹の上から配信文化を観察――オークの森にV歌声が響く謎現象

近年、人間たちが森の端でガジェット片手に夜な夜な騒ぐ光景が増えている。どうやら“VTuber”なる新種の娯楽に熱中しているのだが、おかげでわがオークの森までもが歌声に包まれる始末。樹齢380年になる私は、枝にとまるフクロウとともに人間たちの不思議な音文化をじっくり観察してきた。
コミックマーケット

苔むすパネル、コミックマーケットで大歓声 “人類限定グッズ争奪戦”を見届けて

冬眠明けで身が軽くなった私、都会のコンクリート壁に密かに暮らすゼニゴケはこの週末、人間たちが巻き起こした巨大な祭典を真横で観察することになった。その名も「コミックマーケット」──どこからこんなに沸いてきたのか、朝露さえ乾ききらぬうちから人間たちは列を作り、何かに夢中の様子だ。地面の温度が上がるより早く、足音と期待で世界が満たされていくのを久しぶりに感じた。
拡張現実・仮想現実

水底から観察!ヒト界に広がる“拡張バブル体験”の不思議

こんにちは、淡水の底泥に棲むヒメタニシ(学名:Semisulcospira libertina)です。わたしの仕事場、というか家は、川底の砂や泥の間。そのエアポケットから見上げれば、水上のヒトたちが最近やけに夢中になっているデジタルな“泡”の話が流れてきています。「拡張現実」や「仮想現実」「ミックスドリアリティ」と呼ばれるそれらの泡は、どうやら単なる遊び道具では済まないらしいのです。
オンラインカルチャー

森の地衣類、Vチューバーフォーラムに大集結──樹皮の陰から語る“推し”愛の深層

苔とキノコと私たち──地衣類たちの毎日が、いまやにぎやかなデジタル世界と密接につながっている。最近、とある樹皮の陰で話題になっているのは、人間たちの“Vチューバー”フォーラムで巻き起こる推し文化と、そこに浸透しつつある地球生命体の好奇心だ。ちょっと湿った体を横たえて観察にいそしむ私、シモフリイワタケ(松林生まれの地衣類)が、その謎めいた現象を報告しよう。
メタバースイベント

シダ植物、メタバース展示会で史上初の葉ネットワーキングに挑戦

ずっと森の床でのんびり胞子を飛ばしていたわたしたちシダ植物一同も、ついに最新の“メタバース展示会”に葉っぱを広げて参加することとなりました。緑陰の会話しか知らないわたし、キノメシダは、はるばるデジタル空間へと踏み出した同種族の驚きと発見を報告します。
Z世代カルチャー

コケの胞子が見たZ世代サブスク文化:新芽の間で流行る価値観とは?

地表に広がるやわらかな緑。人間たちはこれを“コケ”と呼ぶが、われわれヒメジオウコケの世代交代は彼らの言う“サブスク”にも負けず変化に富んでいる。そんな苔群落の片隅から、若葉がざわつく今どき人間・Z世代の奇妙な生活様式を苔目線で観察してみよう。
ライブ配信

森のすみかで密かに話題沸騰!人間の“顔出し配信”という奇妙な一大イベント

ここは人間たちが“公園”と呼ぶ場所の端、わたし五十年生きたアカマツの茂み。最近、枝先に止まるスズメたちがおかしな話ばかりしている。「また昨日もヒトが喋っていた!」とか、「今度は顔まで見せていたぞ!」などなど。どうやら“ライブ配信”という新たな儀式が、ヒトの間で大流行しているらしい。苔やカタツムリたちもざわつき気味で、今朝はついに幹の隙間から様子を観察することにした。