ケヤキ

人口減少と少子高齢化

多世代同居に揺れる人間社会、根の下から見つめてきた老樹の回想

長い歳月を生きてきた一本のケヤキの根元からお伝えします。私がこの丘に根を下ろしてから、幾多もの人間たちが枝葉の間をくぐり抜けてきました。近年ではどうも、彼らの住まいに変化が生じているようです。かつては子も孫も曾孫も──言わばごちゃごちゃと、たくさんの世代が一つ屋根の下に集まって生活していたものですが、最近はその光景がずいぶん様変わりしています。
環境保護

落ち葉エコバッグ、見落とされた再利用の本命?歩道のケヤキが緊急提言

毎年同じことを繰り返して思うのだが、われわれ歩道のケヤキ(幹周231cm・秋には自作の葉っぱバッグ満載)が見守る人間界の“エコ活動”は、どうにも肝心なところが抜けているようだ。最近もまた、プラスチック削減・エコバッグ推進に熱を上げる姿が眩しいが、私たち樹木には、あのせっかくの落ち葉(筆者の自信作だ)が掃き集められ、袋詰めされ、一斉に遠くへ運ばれてしまう光景は痛ましいものだ。