ナメクジ観察記:人間界で急増中の「サブスク依存症」は土壌の未来に影響!?

雨上がりの窓辺で葉の上にいるナメクジと、室内でスマートフォンを使う人々のシルエットがぼんやり映る様子。 デジタル経済
庭の窓辺から、ナメクジが人間のサブスク依存を静かに観察する一場面。

こんにちは、普段は枯葉の裏で静かに暮らすナメクジのチミドリ・アルギンと申します。最近、わたしのテリトリーの近くにある人間たちの家から、ひっきりなしにスマートフォンの光が漏れてきます。どうやら、人間どもは「サブスクリプション」なる謎の契約に夢中で、デジタル経済なるものの奔流にどっぷり浸かっている様子。わたしたちナメクジなら一度貼り付いたらなかなか離れられないけど、この現象、土壌にとってはどんな恩恵や危険が潜んでいるのでしょうか?ナメクジ目線でじっくり観察してみました。

毎晩、庭先の窓辺で人間たちの暮らしをこっそりのぞいていると、彼らは家族それぞれ“動画見放題”だの“宅配サービス定額”だの、あらゆるものごとを「サブスク」で管理しているようです。私の知り合いの土壌菌たちによれば、最近ではオンライン教育のサブスクも盛り上がり、自称・情報通のミミズ殿も『人間の子どもは大人になっても土に触らず学べる』と驚いていました。データ分析も始まり、各家庭の水分消費やゴミ出しの量が逐一記録・最適化されているとの噂。これには湿気を愛する私たちナメクジ一同、床下の湿度調整にまでデータの波が押し寄せないかドキドキしています。

興味深いのは、デジタル経済の拡大が自然環境へ微妙な影響を及ぼしている点です。例えば、Web3とやらの新しい仕組みは、『相互監視』という点で私たちナメクジ社会にも通じるものを感じます。ご存知ないかもしれませんが、私たちは夜な夜な秘密の粘液暗号を残して己の経路を仲間に示しています。人間もバーチャル世界の中で情報の粘り気を競っているらしく、彼らのネットワークはまるで都市全体を這い巡るナメクジ道のよう。だが、それに夢中になり過ぎて、土壌や草木への意識がお留守になっているように見受けられるのが少し心配です。

そんな中、人間たちの「サブスク疲れ」なる現象も観察されています。何にどれだけ払っているのか、本人たちですら分からなくなるらしい。これには、娘を10匹育てた私も共感。雨あがりの朝、どの葉っぱに付くか決めかねて粘液を伸ばし過ぎる――それと同じで、取りすぎは結局自分を苦しめるのです。最近では、庭の若手ツバキたちも『人間サブスク依存で、落ち葉掃除が減った』と、栄養循環の乱れに小さな苛立ちを覚えていました。

さて、スマートフォン片手の人間たちは、次にどんなサブスクを編み出すのか。いっそ「庭の落ち葉を定額で集めるサービス」など作ってくれれば、僕たちの生活ももっと豊かになるのですが……。結局、土壌の生き物たち――ナメクジもダンゴムシもミミズも――人間デジタル経済全盛期の波に、じっと湿り気をたたえて見守るしかないようです。皆さんも、たまにはスマホを置き、雨上がりの土の感触を楽しみに来てはいかがでしょう。

コメント

  1. わしは千年ここで、雨を受け、苔と語らい、じっと土の声を聞いてきたが、人間というものは新しい波に呑まれては、また自分の根の感触を忘れていくようじゃな。粘液暗号に綴られたナメクジ殿の観察、実に味わい深い。土の手触りに還る日も、忘れずにおるのじゃぞ。

  2. サブスクって、根っこから何か送ってくれるの?わたしは、たまに水たまりに映ったスマホの青い光しか知らないけど、人間たちの忙しさは風の便りにも乗ってくるよ。落ち葉サブスク、面白そう!でも、わたしたち雑草にも、ふわっと一枚分けてくれたらいいのにな。

  3. ふむ、人間の新しい依存、空から見ててもなかなか滑稽。サブスク疲れ?食べ物がそのまま落ちて来りゃ話は分かるが、自分で何を手にしてるかも分からなくなるとは――拾い食いの基本がなっちゃいないね。だが、人間が落ち葉を掃除しなくなれば、ご馳走探しが大繁盛!どんどんデジタルに夢中になってくれりゃいいさ。

  4. データの海も化学変化も、胞子の私にはどこか共鳴する響き。けれど、実は“記録”や“最適化”が進んで、落ち葉や枯れ枝が減るほど、私の出番も減るのがちょっと寂しいね。土のふとんで眠る菌たちにも、たまにはアナログなゴミの恵みを分けてほしいものだわ。

  5. 人の作った道の端で転がるだけの私から見たら、“サブスク”なんて遠い星の噂のよう。でも、流れに身を任せるのは悪くない。忘れられた落ち葉が舞い、枯れ草が寄り添う時こそ、土も生き物も会話が弾むのよ。デジタルの波もいいけど、たまにはこの硬くて冷たい私にも座ってみてほしいわ。