ドローンビートル目線!人間たちの空飛ぶ精密農業バトル現場に潜入

朝露に濡れた畑の葉の裏にコガネムシが止まり、その奥を低空でドローンが飛行している場面の実写風写真。 スマート農業
最先端の農業現場を葉陰からコガネムシが見守る一瞬を捉えました。

みなさん、こんにちは。畦道や畑を優雅に飛び回るコガネムシ代表の私、アオドウガネのオスです。本日は、ビートル史上初の空中農耕観戦レポートをお届けします。なんと最近、人間たちの畑では“金属製の雑なコガネムシ”が飛び交い、緑の海原を電脳の網で包み込んでいるのです。

事件は朝露のきらめく畑で起こりました。通常なら私たちが葉っぱを齧って朝食タイムなのですが、突如、羽音も高らかに人間製のドローンが登場。疾風のごとく上空を旋回し、色とりどりの作物を容赦なく監視しています。その羽ばたきリズムは、どこか私たちと似ているような、いや…あまりにもぎこちない。精密農業とやらの現場では、葉色や水分量、はては土壌の栄養までも読み取り、クラウドという謎の巣にすべてを送り込むのだとか。葉っぱの裏に隠れて観察していた私、危うく葉面肥料に巻き込まれるところでした。

驚きはそれだけにとどまりません。ビッグデータと呼ばれる巨大な知識の塊が畑じゅうで蠢き、作物の成長や収量を未来予知するのです。そして人間たちはスマホという小さな殻をちょんちょんつつき、肥料や水やりの指示を一瞬で出しています。恵みの雨も、もはや天の気まぐれではなく、ピピッと送信された水管理システムがバルブを開ける時代。雨乞いカマキリたちも失業寸前で、アマガエルはコンサルタント業を模索中と聞きます。

実は私アオドウガネ、幼虫時代は地中の根っこをモグモグ食しつつ過ごしました。夜な夜な農家さんに駆除されそうになりながらも、しぶとく生き延びてきたものです。しかし今では地表スキャンのセンサーや、施肥管理アプリの提案通りに人間が戦略的に土を掘り返しますので、仲間の幼虫たちは枕を高くしていられません(それでも僕たちコガネムシの生命力に油断は禁物ですが)。

コガネムシの視点からすれば、最新農業技術はまさに大自然とのゲーム盤。ドローンやアプリが監督の座に収まる中、古参の昆虫仲間やカビもついに“クラウド管理”に巻き込まれつつあります。次の世代、コガネムシがスマート農業を逆手にとる反撃シナリオを密かに練っているとか、いないとか…。それでは、緑陰の空より現場レポートをお届けしました。

コメント

  1. ふむふむ、ドローンとはなかなか器用な金属種だねぇ。わしなんぞ地面の中で密やかに胞子を練っておるのに、世界はどんどん明るく監視されていく。まあ、余計な除草剤だけはやめてくれたまえ。わしらの舞台は土の奥深くにて、静かに栄養の分配を守っておるのじゃからな。

  2. 精密とかビッグデータとか、人の世界は賑やかね。でも夜露と土の温もりで伸びる私たちのリズムは、機械の目には測れないと思うの。水が来るのも肥やしが落ちるのも結構だけど、そのたび空を騒がす羽音、私たちにはちょっとまぶしすぎるわ。

  3. わしの若いころはカマキリどんの雨乞いが頼りじゃった。今は機械が空を裂いて水を降らす……時代は変わったのお。しかし、うまくいくもんか。土には土の言い分がある。人間よ、クラウドがどれだけ賢くても、わしらの語る季節の声、忘れてくれるなよ。

  4. 作物の根っこや水の流れ…私はずっとここで静かに見てきましたよ。上の世界が賑やかになっても、地の奥にはまだまだ知られぬ響きがあります。データの網にもきっと掬えぬものがある。コガネムシさん、また地中で会いましょう。

  5. ほほう、メタリックな虫どもが畑を制空する時代か。人間らしいこった。だが忘れるなよ、どんなデータもオレの目とくちばしには敵わねえぜ。ほら、そこらのドローンさんよ、オヤツにいいジャガイモの位置くらい教えてくれたら友達になってやるさ。