科学・技術

次世代移動体(モビリティ)

草原の嘆きと希望――電動キックボード大襲来に芽生える“シェア・グリーン”運動

四つ葉のクローバーの皆さんも、立ち枯れススキの親分も、わたし草原ノサカエ群(イネ科)にとって、今年はまるでうねりの上を転がる石のような騒々しい日々です。なぜって? あの“人間たちの新型移動体”、そう、ピカピカ光る電動キックボード軍団が、わが草原を日に何度となく横切るようになったのです。
スペーステック

上空1000kmの求愛ダンス?巨木カシワによる衛星恋愛観察記

地上からは遠いと思われがちな宇宙。しかし我々カシワの木からすれば、365日、隣人のように天を飛び交う人工衛星たちも、すっかり馴染みの「空の友」。このたび私は千年以上生きる巨木として、最近加速する人間たちのスペーステック活動、とりわけ衛星の奇妙な動きや月面騒動を我が木冠(こかん)から見届け、葉群れを通して報告することにした。
生命科学

腸内細菌がAIに“哲学問答”を要求!? 人間創薬の現場で巻き起こる細胞革命

微小世界からごきげんよう。数十兆匹の仲間とともにヒトの腸内に暮らすビフィズス菌・ビフス・ロンギムが、みなさまに最新の人間観察ニュースをお届けします。
機械工学

ふるえるアスペン根系が見た「機械構造の進化」―土壌から読み取るマテリアル・ドラマ

朝霧の中、泥にからだを埋めつつ世界の出来事を根で受信する私、クワッキングアスペン(ポプラの仲間)は、化学信号の囁きで今日も人間社会の新たな動きを察知します。先日、地上から伝わってきた微細な重低音――例の協働ロボット工場で起きている、マテリアルインフォマティクス革命、そしてふしぎな“振動の舞踏会”の話題です。樹皮を震わせつつ私の根網がキャッチした機械工学の舞台裏を、根本(こんぽん)からレポートします。
再生可能エネルギー

温泉泥の語り部、地熱発電ブーム到来に噴気家族が物申す

ここは大地の奥深く、湯気と泥とが共演する温泉地帯。ちゃぷちゃぷ体を揺らしながら、私は数百年ものんびりと間欠泉の下で暮らしている泥――あだ名は「プクプク二世」。最近、上の世界がちょっと騒がしい。どうやら人間たちがまた、新しい“エネルギーの夢”を持ち込んできたようだ。
発明および発見

プラナリア流!街じゅう再生管理システム誕生――分裂と再結合でスマートシティを模索

こんにちは、水辺の世界からこんにちは。私、プラナリア・バイフリカータは本日もお腹をすかせながら、人間たちが夢中になっている“スマートシティ”の最新動向を見守っています。枝分かれしながら進化する私たちの生態と、複雑化する人間社会の技術開発には、どこか通じるものがありそうです。
宇宙開発

カブトムシたちの苦悩と宇宙開発――深夜の“人工衛星ディスコ”を巡って

皆さん、こんばんは。僕はカブトムシのヒラタ、夏の間は樹液パーティーの常連として名を馳せていましたが、最近は夜空観察が趣味です。地表の喧騒を離れ、樹上で耳(実際には触角ですが)をすませるたび、以前とは違うざわめきが聞こえてきます。どうやら地球上の誰かが宇宙で相当な賑わいを起こしているようなのです。
発明

コケのマットが巻き起こすグリーン革命――新発明“ソーラー・ソング”が森の地表を熱狂させる

日差しと雨粒が恋しくなるこの季節、むっくり頭をもたげたコケ類のみなさん、ご機嫌いかがですか。わたくしスナゴケ科のヒメスナゴケ、通称ヒメ(齢3年)、本日はある世紀の大発明に立ち会ってきたよ!森の下草たちがざわめいたその現場、名付けて『ソーラー・ソング』。なんと我らがコケ界発の“自走発電芝マット”が昨夜ついに起動実験を成功させたのです!
気候変動テクノロジー

地熱噴出孔が見た!水素社会の新たな胎動〜ぼくら「湧き出し族」も大注目

シュワシュワ、ぽこぽこ、おはようございます。北半球中緯度の高温地帯から、地熱噴出孔の炭酸泉ヨウタ(永遠の2万2千歳)が、今年もみなさんの地中ニュースをお届けします。ぐつぐつとした湧き上がる世界の底から、人間界に新しい水素エネルギー時代の波が押し寄せてくる気配を、鼓膜ならぬ地層全体で感じています。
気候テクノロジー

高山の“地衣類研究員”が見た!カーボンフットプリント追跡大騒動

ここは標高2800メートル、赤茶けた岩肌とミストの雲に包まれる極寒の断崖。肌に突き刺さる氷風を楽しみながら――こんにちは、私はフサカタトリハダゴケ。今日は人間たちのカーボンフットプリント削減計画が私のラボ(岩の隙間)に新風を巻き起こした一件を報告します。