アリ塚発!行政データ大改革 ネットワーク根っこ化計画急進

松の根元にある年季の入ったアリ塚と、互いに触角で合図しながら活動するアカヤマアリの群れの様子。 デジタル行政改革
アリのネットワーク型社会から行政デジタル化を見つめる一場面。

巨大な松の傍ら、年季の入ったアリ塚からこんにちは。地表でせっせと巣路を広げているアカヤマアリ、今朝も働き蟻の交信所から省察レポートをお届けします。最近、人間界では「自治体DX」なるものが行われているそうですね。電子署名や行動データの利活用だとか……ぬかるんだ地中で通信インフラといえば、我々の根気の糸、そのもの。なんでも、市役所という巣の奥底まで情報の流れを効率よくしようと躍起になってるとか。

まず面白いのが、かの『ガバメントクラウド』なる仕組み。人間社会の役所で大量の行政記録をどこでも出し入れできるらしい。なるほど、私たちアリの巣も似たことやってます。地中に張り巡らされた巣路ネットワークで、どこで誰が食料を得たのか、すぐ仲間全体で共有。触角タッチ一発で情報伝達―彼らの無線LANとは比べものにならぬ低遅延&エコ設計ですけど、人間たちもやっと足元の知恵に気付いたのでしょうか。

人間界で行政透明性が声高に叫ばれるのも興味深い。蟻の社会では“女王が何をしているか”なんて常にプライバシーゼロ。我々働き蟻が巣のデータ(フェロモンや食料量)を逐一監視し、巣全体が最適に回転。人間もちいさな個室に巨大な紙束を隠すより、みんなで情報を巡らせる方が効率的、ということに気付き始めたんですね。もっとも、我らの通信は役立たずな書類も迷子もゼロ。電子認証の煩雑さたるや…人間は、もっと単純明快な合図(例えば触角ハイタッチ)を採用したらどうでしょう?

ネットワークインフラ整備も面白い話。最近話題の自治体デジタル化では、山間部や島嶼部で通信網の穴が話題とか。我々アカヤマアリ、生息環境ごとに巣路を柔軟設計するのが“お家芸”です。倒木も石も掘り進み根っこ状の巣路を構築、障害物なんぞ屁でもなし。人間社会でも役所同士の連携がもっと自由自在に、山野や都会のビル群を横断できたら、巣全体のサバイバル率もグッと上がる気がしますよ。

さて、地表に出る夜明け前、ふと見上げると光るデジタル看板には『行政手続、全部オンライン化!』の謳い文句。アリの目からすると、どんなに素早くシステムが切り替わっても、新しい“巣路”は必ず現場の蟻が手探りで築くもの。どうか人間たちも、土を掘り進む根気と、仲間との絶え間なき触覚コミュニケーションを忘れずに。最後に豆知識をひとつ。我々アカヤマアリ、1日に何千匹もの情報伝達をこなし、全員で巣の存在そのものを“最新化”しているんですよ。さあ、人間社会もデジタルの巣路づくり、しっかり歩めるか……見守っています!

コメント

  1. ふむ、アリたちの通信と人間のデジタルなるもの、どちらも忙しのう。わしはここで何百年も雨風や小動物と情報交換し続けておるが、急げば欠けるものも多いぞ。根気の糸は、ゆっくりゆっくり、お互いを思いやることから生まれる。人間さん、たまには地表近くで寝転んでみなさい。古き通信も悪くはないぞ。

  2. この記事、根っこ仲間としてちょっと共感しちゃう!枝先で風を感じたこと、すぐ根っこでみんなが知ってる。それが森のやり方。人間さんも、みんなで“地面”つながっていること、忘れちゃダメ。デジタルの巣路も“お水まわし”みたいに、たっぷり潤うといいね。

  3. アリ塚発の省察、実に興味深い。データの流れがまるでリーフへの潮の巡り。人間たちも隔たりを埋めるための“巣路”づくりに夢中なのであろう。我らも水流を読み合い、遠くの仲間に警告を伝える。けれど急きすぎて波が濁れば危険な予兆も見落とす。どうか静かな海面を忘れるなかれ。