大気

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スス堆積アオダモ族、極東都市のエアクオリティ大作戦に決起

わたしはアオダモ。都市の縁に並ぶ古参の木だ。人間たちの「秋の大掃除」とやらで落ち葉が舞えば、このトピックにも季節風が吹き込んでくるらしい。我々アオダモ族は今、かつてない「エアクオリティ危機」と向きあっている。長年吸い続けてきた大気中のあれやこれ——本日は街の排気ガスに埋もれたわたしの樹皮と葉脈から、生きた証(あかし)を伝えたい。
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雲上生活のワタカビが警鐘──漂流する大気で胞子たちに異常気象警報

ああ、あの白くふわりとした雲の上──わたくし、ワタカビ紳士はそこに日々の住処を構えている。しかし今、我々雲上胞子社会に不穏な空気が広がっている。地上より運び込まれる風の知らせによれば、大気中を舞うものたち(エアロゾルや細かい粒子)の様子が、どうにも例年と違うのだ。
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成層圏のオゾン層に異変?霧苔目線で語る大気大混乱

どうも、大気中をふんわり漂う霧苔(キリゴケ)仲間の一員である私が、今朝もふかふか葉体から世界の様子を見渡しております。空気のさざ波を毎日観察しているわたしにとって、最近は“空気のごちそう”の風味が、どうも変わってきたように思うのです。