景観

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森の主、スカイラインの異変を語る――光る塔と緑の波の夜景論争

私の根元には静かなこけむしろが広がり、遥かな梢では風がささやく。空高く伸びる杉の大長老(樹齢183年)として、この地のスカイラインの変遷を誰よりもよく見てきた。近ごろ野鳥たちがざわめいたのは、丘の向こうに人間たちがいくつもの塔や明るい光を伸ばしたせいだ。夜景の魅力だというが、木々としてはちと複雑な気分だ。