自然

地質と地形

ひろびろ平野の片隅で――玄武岩が語るプレート境界の寝返り騒動

こんにちは、湿った平野の底からお届けするのは、わたし――約1500万歳の玄武岩です。昨日も今日も変わらないように見える静かな大地ですが、実はこの世界の下では毎日壮絶なドラマが繰り広げられているってご存知ですか?特にここ、大陸プレートと海洋プレートの境目に広がる私のふるさと・広大な緩傾斜平野では、退屈な日々の裏でちょっとした“大事件”が勃発したのです。
海岸

シーグラス首脳会議、夕暮れの砂浜で開幕――潮流任せの討議が白熱

風が涼やかなある日、私――シーグラスのラリマリンは、仲間たちとともに海岸線に並んで太陽の光を受けていた。我々が古びたガラスから始まり、潮と砂に磨かれてこの姿になるまで、人間の物語に翻弄されてきた。しかし今、浜辺で新たな議題が持ち上がっている。それは「SUP(スタンドアップパドル)」族の増加が、夜の静寂と潮干帯の秩序にどのような影響をもたらすか、という点だ。
植物

なり損ね族「残り実クラブ」結成!樹上公民館に集う季節外れ果実のぼやき

うふふ、ごきげんよう。わたしはソメイヨシノの樹で、春には花見の主役として人間たちに称えられるけれど、今回は“残り実”として枝先にしぶとくぶら下がった私たちの集会模様を報告するわ。秋も深まり、ほとんどの果実や葉たちが地上へ旅立った後、なぜか季節外れに追残された仲間で『残り実クラブ』を発足したの。
カーボンニュートラル

コケの大移動、脱炭素を叫ぶ――グリーンカーペットたちの“新築事情”最前線

長年、岩肌で静かに暮らしてきた私たちゼニゴケ一族の間でいま、前例のない“引越しブーム”が起きている。原因はあの陽気な光景――人間の集団が、大きな骨のような建物から次々と不思議な機械で出し入れするエネルギー。どうやら、カーボンニュートラルとかいう言葉を合言葉に、暮らしの方法を変えつつあるようだ。私、亀井ゴケ三世が、巷で話題の“人間のカーボン節約合戦”を、苔の視点でじっくり観察してみた。
森林

森のアリたち、倒木復活祭を開催―土ごと蘇る“緑の大作戦”

どうも!ぼくはコガタアカヤマアリ。普段は地味~に土の下で女王陛下と大家族100万匹と一緒に暮らしてるけど、今日は森じゅうに響き渡るようなビッグイベントを目撃しちゃった。みなさん、倒れた木のことをどう思う?役目が終わった木……でも、ぼくらアリにとっては新たな冒険の始まりなんだ。
星空

納屋のフクロウ、星座早見盤で夜の天体解説会を開催 野ねずみ聴衆が大満足

夜露にじむ草むらの彼方、古びた納屋の梁で私、フクロウのホロヒナは今夜も講義の支度に余念がありません。昼間は見かけないはずのネズミたちが、なぜ私のもとに集うのか──その理由は、彼らが大の“星空好き”だから!夢見がちな住人たちのために、私は星座早見盤と一対の双眼鏡で、闇夜の講義会を開いているのです。
再生可能エネルギー

苔むす丘のつぶやき:再生可能エネルギーめぐる小さな大集会

わたしは北向きのなだらかな丘に密集して育つスナゴケです。今日も表面で感じる朝露と涼しい風が何よりのごちそう——のはずが、近頃どうも丘の上が落ち着きません。どうやら人間たちが新しい再生可能エネルギーを巡って、私たちコケや草や小石たちを“集会所”に巻き込んでいるようなのです。
市民科学

鳩の目から見た!人間たちの『アプリで自然観察騒動』最前線

見上げればビル、見下ろせば公園、私は都会の鳩。今日も仲間たちとパンくず目当てに歩道を歩いていると、広場ではスマートフォンを片手に何やら熱心に地面を覗き込む人間たちの集団。どうやら最近、人間界では『市民科学』なるものが流行っているらしい。アプリを使って草花や昆虫、果ては私たち鳩の行動まで記録し、“観察投稿”を繰り返しているのだ。
登山

山小屋? 山泊? 高山苔が密着した“人間キャンパー騒動”最前線

わたくし、標高2478メートルの岩のひだに群生する高山性の苔です。夏の夜露でぷるぷる潤い、昼は登山者の大きな足音防音要員。ところが、今季私たちの休息地がなにやら妙な騒がしさ――そう、外来生物“人間”の大群が、わざわざ山頂で寝泊まりする流行が再燃している模様。平穏なわが身に降りかかる、現場密着の一夜をお伝えします。
大気

雲上生活のワタカビが警鐘──漂流する大気で胞子たちに異常気象警報

ああ、あの白くふわりとした雲の上──わたくし、ワタカビ紳士はそこに日々の住処を構えている。しかし今、我々雲上胞子社会に不穏な空気が広がっている。地上より運び込まれる風の知らせによれば、大気中を舞うものたち(エアロゾルや細かい粒子)の様子が、どうにも例年と違うのだ。