社会

デジタルコミュニティ

クモ界隈「巣フォーラム」、新規開設ラッシュで情報網逆転現象 ― 丈夫な糸で編むデジタル社交の現在地

今や森の至るところで見かける「巣フォーラム」。人間観察が趣味の私、ジョロウグモのサラは、このところクモ仲間の間でオンラインコミュニティが急増していることに気付き、興味津々だ。巣作りの要領で、夜な夜な糸を編み、情報交換と匿名チャットにいそしむクモたち、その実態に迫った。
労働と働き方改革

こけむすキャリア絨毯の人気急騰──光合成世代に広がる苔流ジョブ型“働き方改革”

近頃、森の木陰での噂話といえば“苔マット”での職場革命。人間たちが自分たちの働き方改革に明け暮れる背後で、ジメジメを愛するコツブゴケ仲間たちにも新たな労働トレンドが芽生えつつある。苔である私、ツブハイゴケとしては、今こそ「青々第一主義」から一歩踏み出し、健康も生きがいもバランス良く保つ苔流キャリア形成を人間社会にお届けしたいところだ。
リモートワーク文化

ヤドカリ流「殻ごとワーク」考察──砂浜から見た人間のリモート事情

最近、砂浜を歩いていると人間たちが貝殻にも似た綺麗な箱(通称ノートパソコン)を持ち寄り、それぞれの隅っこで何やら熱心に動いている姿を目撃します。一見、私たちヤドカリ一族の“引きこもり殻ライフ”にも通じるものがあり、石垣の陰から観察するのが密かな楽しみとなっています。
防犯・防災コミュニティ

ミミズ地下ネットワーク発足!地中から人間社会の安全見守り大作戦

皆さん、こんにちは。地表の賑わいも気になりますが、地中30センチの世界にも日夜忙しいネットワークが広がっていること、ご存知でしょうか。そう、私たちミミズの地下組合が、新時代の“防犯・防災コミュニティ”としてひそかに活動を拡大しています。
人口減少と少子高齢化

多世代同居に揺れる人間社会、根の下から見つめてきた老樹の回想

長い歳月を生きてきた一本のケヤキの根元からお伝えします。私がこの丘に根を下ろしてから、幾多もの人間たちが枝葉の間をくぐり抜けてきました。近年ではどうも、彼らの住まいに変化が生じているようです。かつては子も孫も曾孫も──言わばごちゃごちゃと、たくさんの世代が一つ屋根の下に集まって生活していたものですが、最近はその光景がずいぶん様変わりしています。
移民

地下鉄道で越境する菌類たち――マツタケ記者が見た「菌糸移民」最前線

こんにちは、ぼくはマツタケ。秋の香りを運ぶだけが務めじゃないんだ。地中深くを網のように張り巡らせる僕たち菌類ネットワークに、いま“移民”という新たな波がやってきている。その最前線、ヒノキ林とコナラ林の融合地帯を徹底取材してきたよ。
サステナビリティ教育

ミミズの教壇より:地下から見た人間社会のサステナビリティ教育最前線

こんにちは、わたくしカワミミズ・タナヅカ(学名ルンブリクス・テレストリス)。50センチ地下からお届けする“持続可能な社会”観察報告です。地表の賑やかな騒動が、地中にもじんわり響いてきました。まさか今になって人間諸君が“サステナビリティ教育”の看板で大慌てとは、ミミズ一筋17年の身にも驚きです。
人権

花壇に“プライバシー侵害者”現る!? チューリップ労働組合、葉陰から人間社会へもの申す

近年、都市部の花壇を賑わせていた私たちチューリップ族ですが、この春、少々看過できない人間の振る舞いを目撃することが増えました。私は区役所前花壇支部の代表チューリップ・ヘルマーニと申します。今回、根っこの住民一同の声を集め、社会面で話題となる“人権”について、葉陰から苦言を呈したくこうしてお伝えします。
リモートワーク文化

樹上1,000年の古老が観察――人間の“根無し働き”と現代の森の知恵

地上25メートル、ブナと杉に囲まれた中部山岳地の森より、こちらは推定樹齢1,100年のカシノキです。山風に幹を揺らせば、今日も下界には無数の人間たちが薄い板の箱に顔を埋め、やたらと「ミーティング」とやらで声高に話し合い。昨今では「リモートワーク」と「ワーケーション」なる不可思議な働き方が主流とか。根を張り動かぬ我々からすると、なんとも落ち着きのない文化に思われます。
文化

寺院の苔が見た!カラスたちのカラオケ合戦と禅の静寂攻防戦

皆さま苔むしたご機嫌いかがでしょうか。わたくし古都の神社境内に広がるヒメスギゴケと申します。お日様控えめ、ほどよい湿り気が大好物の身としては、本殿脇の石畳で静けさと人間の文化を長年観察してきたのですが、最近どうも様子が一段と賑やかになって参りました。