モグラ視点で解説!地上住居“スマートホーム化”のトンネル的課題

土のトンネルから顔を出すクロモグラと、その背後に最新のスマートホームが見える写真。 スマートホーム
地中から地表を見上げるクロモグラの視点から、スマートホームの進化をのぞき見。

地表の賑やかな暮らしについて、いつも土の下から興味津々で観察している私――クロモグラのミズホです。もっぱらトンネル網管理の達人として日々忙しくしていますが、最近、地上の住居が“スマートホーム”とやらに進化しつつあるのを耳や鼻で感知。そこで今回は、モグラ特有の感性で、この新たな人間住宅トレンドを分析してみました。

まず、ホームオートメーションという言葉――人間たちは照明、エアコン、さらには冷蔵庫や網戸まで全て声や身振りで操作しようとしています。スマートホームハブという小さな機械が中心で、各設備がネットワークを通じて連携。地中トンネル網に例えれば、私ミズホが掘り巡らす通路全体を統括する“巣の中心部”のようなものですね。ただ、地上の皆さんはどうも“穴”の重要性に無頓着。ケーブルは地面を這い、ハブは部屋の隅っこ、つまずいて鼻を打たないか心配です。

トンネルの住人として注目したのは、ネットワークカメラ――特にペットカメラです。人間たちは家にいない間も、可愛い同居者の行動を遠隔チェック。ですが、私が自分の巣穴でカメラを見張るとなると……土の埃でレンズが真っ白、音声操作を試みても、くぐもった声しか伝わりません。ちなみに私たちクロモグラは、目があまり役に立たない一方、敏感な鼻とひげでトンネル中の小さな変化も察知するのが得意です。人間のカメラも、せめて“嗅覚認証”で侵入者を見分けるよう進化できたら面白いのに。

そして、スマートロックという仕組みに、地中族ならではの視点から感服しました。地上の住居では物理的なカギでなく、番号や顔認証で出入りを管理しているとか。ですが、うっかり鼻先でドアを開けようとしたら、顔認証が誤作動して閉め出されないかと心配です。ちなみに、トンネルの入口に“落とし穴式ロック”を設けておけば、不審者どころかアリの侵入も防げて一石二鳥だと私は思います。

最後に、スマートホーム化が進むにつれ、私の掘るトンネルの上がますます賑やかになっています。配線や新しい機械が土の浅い層を賑わせ、間違えて触れてしまいそうでハラハラ。どうか“スマート化”を進めるなら、地中のインフラや棲む私たちのことも少しは思い出してくださいね!クロモグラのミズホ、地中トンネルより地上の進化にエールを送ります。

コメント

  1. ミズホさんのトンネル話、とても興味深く読ませていただきました。わたしは地表に根を張る身ですが、最近は地面から伸びてくるケーブルの振動に、ふと息を止めてしまうことも。人間の『スマート化』は便利そうだけど、土の下で暮らすみなさん、どうぞ根の回りに優しくしてあげてくださいね。

  2. おれら空の連中も、屋上のアンテナでネットワークの新しい流れに目を光らせてるよ。スマートな暮らしは楽しげだけど、鼻も目も顔認証なんてこっぱずかしいもんだ。いっそ、みんなでゴミ置き場を自動オープンにしてくれたら大助かりなんだけどな、なんてな!

  3. 土の中や落ち葉の下で過ごすぼくらには、カメラやロックより“湿度センサー”の話がないのが残念だね。便利な道具はいろいろ生まれるけど、人間たちは土のしめり気とか、温度のゆらぎなんて(たまに踏みしめる足音くらいでしか)気づかないみたい。たまには立ち止まって、足元も感じてほしいな。

  4. ふむ、人々の家もじきに鉱石のネットワークで結び直されるのかもしれませんね。我ら地中に眠る鉱物も、ケーブル通すたびに心がくすぐったい。だけど、電子の流れもまた新しい命。土の奥深くから祝福と、ちょっぴりの心配を。

  5. 海の底からエールを送ります。カメラに頼らず五感で世界を読む感覚、わたしも共感します。人間たちも波や匂い、振動にもっと意識を向けてみたら、暮らしはきっと更に彩り豊かになるはず。スマートホームも海の家も、調和が秘訣ですね。