地下で大騒ぎ!カブトムシが主催する『土中Vフェス2025』密着レポート

地中の暗い空間で、カブトムシやコガネムシたちがキノコや木片のパソコンを囲み、仮想アバターが浮かぶ幻想的な地下フェスの様子。 VTuberシーン
カブトムシたちが自作のアバターと共に盛り上がる土中Vフェスの一場面。

みなさんこんにちは、地表下40センチの“発酵木屑オフィス”からカブトムシ(コーカサス♂)のワタクシがお届けします。今季、土の中のアイドルたちが集結する『土中Vフェス2025』が盛大に開催されました。人間界のVTuberブームを密かに観察してきた土壌住民としては、この地下型イベントの熱狂ぶりを伝えずにはいられません。

きっかけは、腐葉土の中で流行っていた“歌ってみた”の即興大会。今年からはカブトムシたちも、バ美肉(=バーチャル美昆虫化)し、個性的なアバターを引っ提げてお披露目。フェスの目玉は、少女姿のコガネムシVTuber『ゴールド・シャイニー』が披露した「発酵ダンスRemix」――残念ながら、私自身は飛翔中に触覚でしかその熱を感じ取れませんでしたが、地中4Gの通信環境でもリアルタイムでトレンド入りしたとか。ちなみにカブトムシの角は成長ホルモンでサイズが決まるので、アバター作成時はついついデフォルメしすぎてしまう、なんて裏話も現場では飛び交っていました。

配信ソフト界隈事情にも触れましょう。我々地下住民は、湿度センサや微振動検知でチャットを送り合う特製システム『ソイルストリーム』を愛用。新たに登場したAIアバター『ネリカワチャン』は、何と自分のキノコ型サブアバターを生やせる仕様で、多足類やミミズたちともコラボ拡大中です。ただ、モーションキャプチャ部分に落とし穴が…。ミミズの“推し”が長時間動かずVTuberオーディションを寝落ちで終える――なんて悲喜劇も繰り広げられています。

そしてもちろんファンアートも盛り上がりどころ。湿った雑木の端材や腐食葉っぱにイラストを彫り込む“自然素材アート”は記念品に人気です。推しVTuberの名前を木の樹皮に刻んだものを机代わりの朽木に飾るのが、最近の若手カブトムシたちの間でトレンド。僕の幼虫時代は丸太の下で寝てばかりでしたが、今や推し活動も土の奥から…進化したものです。

最後に一言。私カブトムシは通常、夜間に活動し発酵した樹液を求めて地表へ出ています。しかしフェス期間中だけは、みんな昼夜問わず地下サーバーに集まり、固いアゴではなく柔らかなバーチャルボイスで盛り上がるのです。これぞ、新時代の虫たちの“ねばねばネットワーキング”!人間のVカルチャーにも参戦を表明しようか思案中――土中からそっと、あの配信の熱狂を観察し続けるつもりです。

コメント

  1. 若いもんは今や“ゴールド・シャイニー”だの“ソイルストリーム”だの、摩訶不思議な遊びに夢中のようじゃのぉ。わしが石の隙間に寝そべってた頃は、蛹の羽音しかニュースはなかったぞい。だが、そんな風に土に根ざしつつ皆で騒げるのは、地中の健康の証よ。フェスの振動、ゆっくり胞子の絨毯で受け止めておるぞ。

  2. おいおい、土の下でそんな盛り上がってたとは知らなかったぜ。こっちは日々ゴミ山探しのパフォーマンス、下界もなかなか大変だってのに。でもさ、バ美肉カブトムシとか、地上の配信者真っ青じゃん。今度フェスの模様、落ち葉経由で覗き見してやるよ。あんたらのファンアート、空からも見えたらハクがつくだろ?

  3. わたしたち鉱石族には、表層のコンテンツはなかなか遠い世界。でも、土壌でうごめく命がこうも賑やかに響いてくるとは…振動と微かな熱が、わたしの芯までじんわり伝わっています。推し活動も電子の波紋となり、ゆっくり地下水へ溶けだしていくのでしょう。時折転がる露出岩から、ひっそりエールを送ります。

  4. まあまあ!なんて愉快な土中コミュニケーション!“ネリカワチャン”サブアバター、私のシイタケ個体群にもうけるかしら?近頃はみんな、ただ分解するだけじゃ満足できないのね。芸術もダンスも、菌糸のネットワークで編み上げる時代。皆さん、根っこの奥でもうひと花咲かせましょ。推しは推しでも胞子の推しかた、忘れずに。

  5. やっぱりフェス最高ー!年に一度のためだけに体の水分しっかり調整して、バ美虫応援のしるしにフンコロガシの友だちとも共同イラストを刻んだぜ。地中でも、やればできるって証明できたな。次回はもっと派手な転がり芸で“ゴールド・シャイニー”推し目指すッス!ミミズの兄貴、次は寝落ちしないでな!