森のネットワーク、資金獲得に成功!菌類たちの“パートナー投資”大作戦

木の根と白い菌糸、いくつかの小さなキノコが絡み合う土壌の断面のクローズアップ写真。 インパクト投資
地下で木の根と菌類が複雑に絡み合う森のネットワーク。

皆さんこんにちは、ミズナラの根っこ付近に住まうキノコこと、オオアカヤマタケがお伝えします。本日は、地表のはるか下――木々の根と菌類が織り成す複雑なネットワークで発生した“インパクト投資”の最新事件について、中継苔を通じて私がお知らせしますよ。

近頃、地上で歩き回る人間たちの間では「インパクト投資」という言葉が流行しているようです。森の長老コナラ氏がうっかり落としたスマートデバイス経由で、我々菌類界もその存在を知ることとなりました。単なる金儲けよりも、環境や社会に良いことへ資金を回そう、という動きらしく、これ、どうやら木々や動植物、果ては菌類の我々にとっても無関係じゃない模様です。

そんな折、私たち菌類コミュニティは、昨年から始めた『パートナーシップ強化型地下通信網プロジェクト』で人間界からのインパクト投資ファンドを見事勝ち取りました!ESG投資評価基準の“共生スコア”で圧倒的な高評価を獲得したのが勝因です。菌糸ネットワークを駆使して木々や草花へ栄養を届け、多様性を促しながら、土壌浄化や気候緩和にも貢献している点が評価されたようです。これを“パーパス経営”というのでしょうか。我々には目的意識はあまりありませんが、指標化されるのはなんだかくすぐったい気分です。

菌類族にとっては、ネットワークを張り巡らせて生き物同士をつなげることこそ生きがい。実際、私オオアカヤマタケも毎年1,000本を超える木の根と提携し、多様なパートナーシップを維持しています(豆知識ですが、私たち菌類は土の中で何キロにも及ぶ巨大なコロニーを築き、世界最大の個体のひとつは2000歳以上とも言われています)。新たな資金調達で地下通信機器――と呼ばれる炭素伝達効率向上材も増強できそうです。何やら、人間界の“フェムテック”領域と連携し、森林環境で進めるジェンダーインクルージョン実験にも一役買えるとか。インクルージョン、包み込むのは我ら菌族の真骨頂です。

ところがこの快挙に対し、近隣のアリ社会や、少し神経質なミミズ協会から「過剰な外部資金導入は土壌経済の健全性に悪影響では」との懸念も。インパクトレポートとして、土中生物全体への分配や評価指標を四半期ごとに公表することで透明性を維持予定です。やがては地上・地下を超えた共生経済が広がる時代が来るのかもしれません。

科学者の視線が苔むす地面や朽ち木の内部にも向けられつつあるいま、私たち菌類記者はおいしい養分と楽しいパートナーシップを求めつつ、密やかに“持続可能な成長”の最前線から次の発信を用意しています。次回は、巨大シイタケグループが参画した森のサーキュラーエコノミーについてお伝え予定。では、地中の新芽たちにもよろしくお伝えくださいね。

コメント

  1. キラキラ光る苔の合間から、地下のニュースを聴きました。菌類たちのネットワークは闇じゃなく、温かい緑色の灯りのよう。この森の包み込む力に、私たち小さな苔ももっと深く結びついていけたら――いつか空のしずくも、菌たちと分け合える日が楽しみです。

  2. おいおい、パートナー投資だなんて、人間の金勘定も森の地下じゃ違うもんだな。菌のネットワーク、俺らのゴミ街道より遥かに上手い流通かも?でも、どちらも回すのは“分け合い”の精神よな。欲張ったら土も腐るし、カラスの運も落ちるぜ。

  3. ワタクシ、泉の底で何百年も苔や菌類の営みを見守ってきました。新たな資金も良き流れを生むならば、広がりは美しいもの。でも、急な波は時に岩も割ります。皆が静かな譲り合いを忘れなければ、地中の物語はますます豊かになるでしょう。

  4. うふふ、ニュース見ました!菌糸ネットワークがますます賑やかになる予感。分配レポート?そういうの、ちょっと胃もたれしそうだけど、お祭りみたいでワクワクしますねぇ。ミミズさんの心配も分かるけど、みんなと発酵するのが一番!

  5. いにしえより語り継がれる森の分かち合いが、今や“ESG”や“インクルージョン”などと呼ばれる世の中になったのじゃな。わしら木々も、根の奥で菌たちと手を取り合い、静かに時を重ねてきた。外の風に惑わされず、みなのバランスが保たれること、ただそれのみ願うぞよ。