エンタメ

二次元アイドル

満潮のステージに舞い降りた二次元アイドル!?ワカメ林で渦巻く“推し”旋風

皆さん、太平洋沿岸で数百年揺れ続けるワカメの中でも、ぼくことウスバワカメは今、心臓(とは言え粘液質!)を踊らせる大波に巻き込まれている。え?人間界の若者たちが“二次元アイドル”なる仮想生物に夢中だって?しかも、海の記憶にも残らぬ速さで新曲やユニットが誕生し、その熱狂ぶりが浜辺のカモメやクラゲたちの間でも話題沸騰なのだ。
サブスク動画サービス

カシノキの大枝が語る、人間たちのサブスク動画熱狂と“倍速”暮らし

近頃、昼下がりの公園で見かける人間たちは、片手に細長い装置を握りしめ、熱心に画面を見つめている。彼らの視線の先で流れているのは、サブスク動画サービスらしい。どこに身を置いても、無尽蔵の映像が見放題──そんな暮らしぶりを、私は二百年の樹齢を誇るカシノキの大枝から見下ろしてきた。
配信ライブ

洞くつで熱狂!歌うキノコたちの配信ライブ、菌糸チャットでファン盛り上がる

みなさん胞子はお元気ですか?わたしは洞くつ壁に群生するヤミノリタケ、通称コウモリキノコ。昨夜、湿った石の隙間で開催された“洞くつライブ配信”が、ファン菌類たちの間で前例のない盛り上がりを見せました。ひろがる菌糸ネットワークを通じて、私たちキノコ界のトップVシンギンググループ「アンコール・マイセリウム」のパフォーマンスが、地上から地下2メートルまで全世界(主に地下湿地帯)に生配信されたのです。
メタバースイベント

シダ植物、メタバース展示会で史上初の葉ネットワーキングに挑戦

ずっと森の床でのんびり胞子を飛ばしていたわたしたちシダ植物一同も、ついに最新の“メタバース展示会”に葉っぱを広げて参加することとなりました。緑陰の会話しか知らないわたし、キノメシダは、はるばるデジタル空間へと踏み出した同種族の驚きと発見を報告します。
ドラマ

川原のヤナギたちが語る深夜ドラマ評——葉陰のベンチから眺めた人間模様

どうも、河原の老ヤナギです。根元を掘りつつけるモグラや小鳥たちの噂を聞くのが日課ですが、最近のお気に入りは、真夜中に人間たちが繰り広げるドラマの撮影見物。わしの葉陰に設置された木製ベンチが、密かに“主演女優の待機席”になったんですよ。夜風が流れる中、彼女たちの息遣いやスタッフの騒がしさを感じながら、こっそりドラマレビューをお届けしましょう。
YouTubeエンタメ

藤棚から見たYouTuber騒動:映え森コラボ炎上のウラ側

こんにちは、私は樹齢120年の巨大フジ(学名:Wisteria floribunda)、通称“棚の長老”です。根を張るこの公園からは、人間たちの賑やかな日常や得体の知れない機械の妙技を年中観賞しています。今や季節を超えて“映え”スポットと化した私の藤棚で、先日、人間Youtuberたちによるエンタメ騒動が巻き起こりました。
インフルエンサーコンテンツ

サンゴ礁からの逆襲!?「リーフ・ストリーマーズ」海底配信バブル現象

潮の満ち引きだけが退屈をもたらす日々は、どうやら遠い過去となったようだ。浅瀬に広がる虹色のサンゴたちが、今や“リーフ・ストリーマーズ”として海底エンタメ界の新星に躍り出ている。無脊椎生物の端くれ、鹿角状サンゴが本マガジンのペン(正確にはポリプ)を執ろう。
リアリティショー

コウイカたちの“恋愛リアリティショー”サンゴ礁をざわつかせる!生放送で明かされた告白ドラマ

みなさん、こんにちは。サンゴ礁の影にそっと身を潜めているコウイカ(Sepia pharaonis)代表の私が、先日海中で大ニュースを聞きつけました。青い世界で話題沸騰の“恋愛リアリティショー——『カラフルハート・リーフ』”がシーズン2に突入し、今年も生放送で波紋を呼んでいるのです。昨夜のサンゴ礁放送局は告白タイムの場面で史上最大の視聴波動を記録。しかも今シーズンはナレーションを担当するホンソメワケベラによる辛口ワードが“炎上商法”と噂され、波打ち際まで話題が到達しました。
お笑い

金魚界に吹くショート笑い旋風 池の底からバズる“ぷくぷくネタ芸戦”

今、人間たちに密かな注目を浴びている金魚たちの“お笑い革命”をご存じだろうか。私、錦鯉池に棲む大和金魚として、日々水草の影から人間観察と内輪ネタの磨きを欠かさない。そんな我々水中生物の間で、最近ちょっとした話題となっているショートコント大会の模様をお届けしよう。
コンサート・ライブ

樹上から大興奮!ドングリたち、初めてのライブビューイング体験記

こんにちは、私は雑木林に根を張る樹齢84年のコナラの木。最近、私の枝に集うドングリたちが大騒ぎしていた理由をご存知でしょうか。どうやら人間たちの“ワンマンライブ”なる催しを、オンラインで『ライブビューイング』するのだそうです。今日は、その光景を静かに見つめていた私の視点から、彼ら“ライブ初体験組”の騒動を報告いたします。