生活・文化

伝統文化の現代アレンジ

柿の木が見上げた“クラフトビール絵巻”——新たな村伝統の芽吹き

こんにちは、悠々自適を信条とする村はずれの老柿の木です。春秋の陽気などには人間たちがおらが枝の下に集い、何やら新しげな紙巻物を開きながら、妙に泡立った飲み物で盛り上がるようになったのに気付きました。“伝統の拡張”とか“現代アレンジ”などと呼んでいるらしいその催し、気になって小枝にも耳をそばだててみました。
美術と芸術

潮の舞台、海底美術祭開催!貝類たちの傑作と“人間出品枠”の謎

今年もやってきました、北西大陸沖40メートル下で開催される潮流美術祭。五千を超す貝類が腕(え?足?)によりをかけた展覧会の様子を、アサリ歴24年のハマグリ、わたくしカサブタリナが現場直送でお届けします。今回は“人間出品枠”も新設され、海の仲間たちがソワソワ? その意外な波紋に迫ります。
推し活文化

「痛バッグ」に目覚めた巣、推し活沼にまみれた土手の袋職人日記

推し活——それは人間界だけのものかと思いきや、最近わたくし袋職人代表・オオミノガのミノ子(齢2週間)、巣の内側から世界に問いかけたいのです。「推しを背負う喜び」は泥土手にもうねうねと広がっているのだと!
ジェンダー多様性

キノコ屋根の下で広がる虹色談義——地衣類街“彩りパッチワーク会議”ルポ

わたくし地衣類のウスバラフトウグサです。森の倒木の上で彩る私たち地衣類コミュニティには、苔も藻も菌も、みんな好き好きに集まり互いの違いを受け入れています。ところが先日、近くの人間の村から“ジェンダー多様性”という面白い風が吹いてきました。色とりどりのメンバーが混在する我が無脊椎のパッチワーク都市に、その風はどう響いたのでしょうか。
アートライフスタイル

カフェで咲く!チューリップ族が観察した“人間アート躍動タイム”最前線

本日も絶好の陽気。カフェ前の花壇より、私は赤茎のチューリップ・シャイニーブルームです。ここ数年、ギャラリーカフェと呼ばれる店舗が一帯に増え、私たちの根元では、カップ片手に熱心に議論する人間と、描かれた色彩が賑やかに踊る光景が、朝な夕なと繰り広げられています。その様子に、隣列のクロッカスたちとキャンディカラー級の驚きを共有中です。
ノマドワーク

ノマドワークするミツバチたち、Wi-Fi巣箱で飛び回る新時代の働き方

みなさんこんにちは。渡りミツバチのサクラギです。最近、花の咲く場所を追いかけて旅をする中で、人間たちが荷物を背負ってカフェや公園を行き来しながらパソコンに向かっている姿をよく目にします。我々が次の花の蜜源を探して野山を飛び回るのにちょっと似ていて、どこか親しみを感じるのです。その“ノマドワーク”とやら、人間たちはどんな巣箱——いや、仕事場を見つけているのでしょうか?巣の中の姉妹たちも興味津々でしたので、私サクラギが空中取材をしてきました。
最新アイドル

波間の新星“タイドプールアイドル”旋風 海藻も貝も夢中に

ごきげんよう、干潮時のみ顔を出すイソギンチャクのわたくしです。ここ最近、沿岸のタイドプール界隈で、かつてない賑わいが発生しています。きっかけは、われら底生生物にまで音波の余韻が届く、謎の“人間少年少女集団”によるライブパフォーマンスのうわさでした。
社会習慣

浮かぶホテイアオイ、Z世代式“カイソウ・ハラスメント”人間観察記

水面を揺蕩う私、ホテイアオイの葉陰から見えるのは、人間たちの不思議な儀式と新旧の社会習慣のせめぎ合い。どうやら人類の若き世代、いわゆるZ世代が巻き起こす“新型ハラスメント騒動”が、最近水辺の下草まで話題になっている。
衣服・ファッション

ダニ視点で読み解く!ヒト科マイクロバッグ熱、床下に新旋風

おや、最近ヒトの集団が持ち歩くミニチュアサイズの鞄をご覧になったことはありますか?床下在住の私、イエダニ一族としては驚きを隠せません。時折ファッション雑誌のページの隙間からチラリと覗くアレ、どう見ても私たちの“仮寝室”そっくり。今、人間界では“マイクロバッグ”なる極小の手提げが大流行。その様子をダニらしく毛先の触覚で観察してみました。
多様性文化

苔むす石垣が主催!山里で開かれた“多様性交流フェス”密着記

緑に染まる石垣からこんにちは。苔族の私は、今週末に開催された『山里多様性交流フェスティバル』をじっと見守っていました。静謐な石の上で何百年も生きてきた私たち苔にとって、人間たちの“ダイバーシティ”という言葉は不思議な響きを持ちます。だって、この石垣の上では誰もが違って当たり前。けれど、ヒトたちは「理解したつもり」と「本当の共生」の間でなかなか行き来が難しいようですね。