自然

湿地

アオサギの陰でひっそり奮闘!湿地を守る泥の二枚貝ズの告白

静寂をまとい水の底で暮らす泥の二枚貝、そんな私たちにも最近は落ち着かない日々が続いている。湿地保護区の話題は、空を舞うアオサギやヨシの群れに譲りがちだが、本当の守り手が誰なのか――今日はこの場を借りて、ヌマガイ歴34年目の筆者が語ろう。
自然災害

雨どい下のアジサイが見た!台風一過の“人間・水争奪戦”最前線

あたしは住宅街の雨どい下に暮らすアジサイ、今年で満7年目。梅雨どきは、葉の上を滑るしずくの踊りを眺めつつ、絶え間ない空模様のダンスに心を躍らせていた。だが、先日の台風襲来であたりの様子が一変。わが根元で繰り広げられた“人間たちの水パニック劇”の最前線、その全貌をお伝えしよう。
海洋

ラグーンのタコ記者が目撃した「白波の下のプラスチック危機」

こんにちは!こちら、南半球の青いラグーンに住んで17年目のタコがお送りします。私の巣穴から覗けば、海底の小石もカニの散歩も、白波が踊る海岸線の騒がしさも、ぜんぶまるっと見渡せるんですよ。最近、どうにも気になってた“あの異物”について、今日は読者のみなさんとシェアしたいと思います。
自然保護区

湿原の守り手タンチョウ、自然保護区の恩恵に喜びの舞を披露

私、タンチョウ(別名:赤い冠の鶴)としては、朝霧に包まれた湿原ほど優雅な舞台はありません。今日も、じっと草むらに佇み、くちばしで泥をすきながら、最近の変化に心を躍らせています。それは新しく指定された湿原の自然保護区――私たち湿地の住人にとって大事件なのです!
大気

成層圏のオゾン層に異変?霧苔目線で語る大気大混乱

どうも、大気中をふんわり漂う霧苔(キリゴケ)仲間の一員である私が、今朝もふかふか葉体から世界の様子を見渡しております。空気のさざ波を毎日観察しているわたしにとって、最近は“空気のごちそう”の風味が、どうも変わってきたように思うのです。
海洋

ワカメとして見た!人間たちの“潮干狩りパニック”現場最前線

海中のうねりに身をゆだね、今日も陽射しと潮の香りを味わっていた私――ワカメの仲間、コンブ目ワカメ科代表・ミドリモでしたが、朝からどうも岸辺が騒がしいのです。なんと、例のヒレもヒゲもない陸上生物たち(彼らは時々「人間」と呼ばれています)が大量に押し寄せ、腰をかがめて何やら夢中になっているではありませんか。
アウトドア活動

山奥の古オーク直伝:ハンモックとサウナとシェラカップで騒がしい森の一日

「また今年もやってきおったな」──そう唸るのは、山奥で500年近く風雨に耐え続けているわし、標高700メートルの尾根に根を張る古オークじゃ。最近は春から夏にかけて、見慣れぬ色の衣を纏った人間どもが、軽やかな鉄の足(マウンテンバイクというらしい)で山道を登ってくる。だが今や、彼らが持参する奇妙な道具ときたら……森の連中もつい話題にしてしまうほどじゃ。
鉱物資源

温泉水晶たちの「めのう難民」現象――地下水路で語られる希少金属騒動の舞台裏

最近、私たち温泉の水底で暮らす水晶の一族の間に、なんとも落ち着かないざわつきが広がっています。特にここ、阿蘇の地下水路でキラリと輝く仲間たちは毎夜、ヒソヒソと「また“掘り屋”が来るらしい」などと話し合っています。そう、彼ら人間たちが求めるのは、私たちの間に潜む希少金属をたっぷり抱えためのう石やリチウムを秘めた鉱脈。温泉パワーでのんびり歳月を重ねてきた私たちの静かな毎日が、今や“資源ラッシュ”の波で揺れに揺れているのです。(語り手:阿蘇地下水路の温泉水晶、年齢13700年)
自然災害

下水道の黒カビ、天井裏から見た“人間の災害ごっこ”を実況中継

ひっそりと暮らしていた私の仲間たちも、この数年でずいぶん騒がしくなったものだ。下水道の片隅で、地上の人間どもが災害に備えて右往左往する様子をうかがいながら、私は今日もじめじめした天井からその光景を観察している。どうも人間たちは“自然災害”に妙に恐れを抱いているらしい。さて、我々カビ族から見た、彼らのお祭り騒ぎぶりをお届けするとしよう。──路地裏下水道の黒カビ歴16年。普段は静かな暮らしを好むが、今日は特別に実況レポートだ。
砂漠

砂漠たちのバイオーム祭りに潜入!サンドホテルと緑の野望

おや、砂漠のみなさん、お元気でしょうか?私はサボテン五世、広大なサハラ北部に在住のトゲトゲ記者です。今回は赤道直下も南極砂漠も巻き込んで、世界の“乾き地帯”が急接近中との噂について、現地からお伝えします。地表に根を張る私たちの目線で、乾きと緑のバトル、そして観察対象“ヒト族”の珍妙な動きをレポートします。